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2024-11-08
2024秋を走る・9
- 2024-11-08 (金)
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【2024秋を走る・9】ようやく秋らしい季節になってきたでしょうか……。千葉県富津市富津公園で実施している富津合同マラソン練習会においても、最後まで集団が崩れなくなってきました。いわゆる距離走と言われる長い距離を走る練習は、マラソンで記録を狙うためには欠かすことのできないポイント練習です。
そして、同練習会においては、その距離走をいくつかのグループに分け、集団で走ります。至極当然のことながら、ひとりで30k以上の距離走をたんたんと走れる人は、この練習会に参加する必要はありません。なぜなら、自分のスケジュールに合わせ、自分の好きな時間とコースで走ることが最も効率的だからです。
しかし、距離走と言われるマラソン練習は、単純に長い距離を走るのではなく、目的を持った一定のペースで最初から最後まで走ることも必要です。つまり、距離走にはマラソンの目標タイムから導いた適切な設定ペース(ゾーン)が存在し、この適切な設定ペースを保って最後まで走れたか否かが距離走の肝になるのです。
そして、この適切な設定ペースを保った距離走を定期的に繰り返すことが、マラソンを攻略する重要ポイントのひとつになります。もちろん、他にもスピード練習など、マラソンを攻略していく上で不可欠な練習はたくさんあります。また、どのトレーニング方法が絶対に正しいと言うこともありません。
しかし、マラソンは「42.195k」と、この長い距離をどれだけ速く走れるかを競う競技です。したがって、まずはその長い距離を最後まで完走できなければ、勝負することもできません。つまり、はじめに完走できるスタミナがないと、持ち味のスピードも活かすことはできません。だからこそ、距離走はマラソンを攻略していく上で重要な練習に位置付けされるのです。
そして、その距離走を常にひとりで継続できる人は本当に強い選手です。ところが、距離走を毎週繰り返し、継続していくことは、実は簡単ではありません。なぜなら、練習当日のコンディションなどは常に変わり、夏は30度を超える猛暑になり、冬は寒風が吹き荒れる冷雨だったりと、年間を通じて日々変化するからです。
また、どんなコンディション下でも常に同じような調子でたんたんと距離走を重ねていける強い精神力があれば問題ありませんが、人はそれほど強くありません(私の経験上)。また、長い距離を走るには、途中の給水や距離走コースの確保など、スタート前の準備やそれに伴う手間暇なども必須になります。
だからこそ、練習会などに参加し、マラソンを目標にしている仲間の力を借りながら、一緒に距離走を重ねていくことは、実は最も効率的であるのと同時に効果的だと考えるのです。
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