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2026-07-23
2026夏を走る・8
- 2026-07-23 (木)
- 4.マラソントレーニング(理論)

【2026夏を走る・8】関東地方も梅雨が明け、連日35度を超える危険な暑さが続いております。そんな過酷なコンディション下ですが、マラソン練習会は継続しております。もちろん、危険が伴うので、その練習内容(距離や時間)はよく吟味する必要があります。
そこでもう一度、真夏のランニングについての注意点などを再確認していきます。まずは、高温多湿下でランニングをするとき、人の体がどのように反応するかです(以下、専門資料などからの抜粋含む)。
暑い中でランニングをすると体温が一気に上昇します。そして、人の体は体温が上がりすぎることを防ぐために発汗が増えます。同時に、皮膚表面への血流量を増やして体温を低下させようとします。
ところが、皮膚表面への血流量が増加すると、逆に筋繊維への血流量が相対的に低下します。また、発汗により血液中の水分量減少が進み、血液における酸素運搬能力も低下します(血液がサラサラからドロドロへ)。その結果、主観的な運動強度は高くなり心拍数も上昇します。つまり、ランニングパフォーマンスも大きく低下することになります。
至極当然のことですが、上記したような危険が伴う暑い中でのランニングは、自粛(中止)するのが正しい判断です。ところが、マラソントレーニングは、気温の高い低いに関わらず、継続していくことがベースになります(特に、オリンピックとパラリンピックのマラソンは夏に実施するので、暑さを避けるわけにはいかない)。
つまり、「気温が高くなったら走らない」と判断する前に、気温が高くなった場合のマラソントレーニング方法を考えることも必要といえます。そこで、逆に暑い中でのマラソントレーニングのメリットを考えてみます。
まずは、気温が高い時は筋繊維への血流量も低下するため、逆に遅めのペースでもLTに到達し、LTが向上するといわれています。また、気温が高いので関節の可動域などは広がっているので、スプリント的な超高強度なショートインターバルなどを実施しても、ケガのリスクが低下するともいわれています。
同様に、距離走でも設定ペースを落とすので、ケガや故障のリスクが軽減されやすいといえるでしょう(そもそもペースアップする前に暑さでペースダウンする)。もちろん、暑熱順化のできていないランナーは、炎天下でのランニングを回避することは必須ですが……。
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