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2026-10-01

2026秋を走る・5

【2026秋を走る・5】今年も10月になりました。いよいよ本格的なマラソン・駅伝シーズン(ロードレース)の到来です。まずは、大学駅伝の開幕となる出雲駅伝が12日に開催されます。その後も全国で各種ロードレース大会が開催されていきます。

そして、17日には箱根駅伝予選会が開催されます。近年は、正月の箱根駅伝でシード権を獲得するよりも、この予選会を通過する方が難しいともいわれています。つまり、この箱根駅伝出場を目標に、本気で強化している大学が増えている裏返しともいえるでしょうか。

先日の富津公園でも箱根駅伝予選会突破を目指す有力大学が4校ほど走っていました。これも毎年のことで、この時期は仕上げの段階に入っており、どの大学もかなり質の高い集団走を実施しています。

そして、これも毎年のことですが、各大学の走りを拝見していると、何となく箱根駅伝予選会を突破できそうな大学も予想できます。また、毎年同じような集団走の練習を実施していますが、走っている選手たちをサポートする関係者が年々充実してきているのも、はっきりとわかります。

特に、先日の富津公園で拝見した大学は、どの大学も例年以上に仕上がっている印象を強く受けました。つまり、これだけ質の高い走りをチーム全体としてそろえているのは、逆に夏の走り込みが充実していた証拠ともいえるのでしょう。また、うがった見方をするなら、充実した夏合宿に必須の資金集めもうまくいっているのでしょうか……。

あらためて、スポーツはあるレベル以上になると、その選手やチームを取り巻く環境をより良い方向へ整えていくことが重要ポイントになります。そして何よりも、それに必要な資金(強化費)をどのように集めていくかが大きな課題になっていきます。

もちろん、私は偉そうに話せる立場ではありませんが、最近は物価高の影響でスポーツに必要な道具や練習会場使用料なども値上がっております。そんな中、駅伝やマラソンは走るだけなのでお金が掛からないと思っている方も多いのかもしれません。

しかし、単純に走るだけですが、夏は涼しい場所に移動し、冬は暖かい場所に移動して走り込むので、それらの強化合宿に伴う宿泊費や交通費が相当掛かります。また、主な道具はシューズになりますが、最近のシューズは一足あたり数万円します。また、箱根駅伝などを目指すエリート選手は月間1000k前後を走るので、一足数万円のシューズもひと月もつか否か……。

さらに、シューズ以外の道具は使わないスポーツなので、日々の練習は単純に走るだけになります。つまり、身体をもろに酷使していくことになります。したがって、身体に不可欠なメンテ(治療など)や食事(寮費など)に掛かる費用も相当な金額になります。特に、箱根駅伝を目指す学生選手は、どの大学も原則としてバイトは禁止です。というか、バイトをしながら走れるほど甘い練習量ではないのです(バイト・仕事をしながら勝負できる甘いレベルでもない)。

では、その分のお金を誰が負担しているのでしょうか……。また、選手やチームを強化していくには、年々よりたくさんのお金が必要な時代になっていると感じますが、果たしてそれは正しい方向なのでしょうか……。あらためて、学生選手やその大学の強化活動を見る目も厳しくなっていくのでしょう……

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