- 2024-12-28 (土) 9:32
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【2024冬を走る・4】先日の21日は、日体大女子長距離競技会が開催されました。同競技会は、大学関係者のご尽力により、ブラインド選手たちの出場も可能になっております。もちろん、ブラインド選手(パラ選手)が一般の競技会や大会に出場するためには、WPA公認手続きやそれに伴う準備が必要になります(エンドースやドーピング関係、パラ専門の審判員など)。
また、大学が主催するレベルの高い競技会にブラインド選手たちが出場できる機会はほとんどありません。しかし、この日体大女子長距離競技会については、ブラインド選手たちの出場を継続頂き、過去には世界記録を達成したこともあります。あらためて、大学関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
そんな中、今年は5000mに3選手が出場しました。3選手とも今月1日に開催された防府読売マラソン大会を走ったばかりでしたが、積極的な走りを見せていました。特に、若手女子の和木選手がマラソンの疲れも残る中でしたが、自己新記録を達成しました。
さて、本日から31日までの間、恒例の年末合宿を千葉県富津市富津公園で実施します。同合宿は、年明けの2月に開催される別府大分毎日マラソン大会に向けた走り込みになります。内容的には3泊4日と短期ですが、35k以上の距離走を2本実施予定です。
この年末合宿は毎年恒例となっていますが、トレーニング計画も上記したとおり、毎年同じです。また、トレーニングに対する考え方やその内容についてはチームや個人によって違い、どれが正解でどれが絶対と言うことはありません。それぞれが、それぞれの経験や実績によって積み上げてきたトレーニング方法やパターンであり、ノウハウもそれぞれが違ってしかるべきなのです。
しかし、その中においても、共通することのひとつにパフォーマンス(成績)の再現性があります。つまり、あるトレーニングを継続した結果、狙ったマラソンや大会における記録や成績が安定しているか否かです。要は、狙った大会において、狙いどりの成果を出せる確率です。
どんなスポーツにおていも、パフォーマンス(成績)が安定している選手は必ず評価されます。そして、安定している選手に共通していることのひとつに、ルーティン(反復練習)があります。これは、日々のトレーニングから月単位や年単位の中長期計画におけるトレーニングの流れが一定していることも、パフォーマンスが安定している選手に共通していることのひとつとも言えます。
つまり、年間を通じて例年と同じタイミングで合宿をし、同じタイミングでトレーニングパターンを切り替え、同じタイミングで調整に入るなど、トレーニングの流れを一定にすることで成功する確率を高めているのです。もちろん、ブラインドマラソンもそのようにしていますが、果たして2月のマラソンでは……。
また、同じ富津公園内では、あと数日に迫った箱根駅伝に出場する大学が最後の調整をしています。そして、この時期にこの富津公園で最終調整をしている大学はいつも同じで、例年どおりの調整をしています。もちろん、この富津公園で最終調整をしてから本戦に挑んでいる大学は箱根駅伝でも常連です。やはり、パフォーマンスの再現性が高いと言えそうです……。
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