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2025春を走る・8

【2025春を走る・8】第35回かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン大会は、今年も大会関係者のご尽力により、無事に終了しました。あらためて、御礼申し上げます。

その大会結果ですが、男子フルマラソンはプロランナーとして活動する川内優輝選手が「2時間19分10秒」で、2012年以来の優勝。特に、この1年間は故障に悩まされていた様子でしたが、見事な復活レースでした。しかも、140回目のフルマラソンとのことで、これまたアッパレです。

さて、4月に開催される国内のマラソン大会は、天候が安定しないのが特徴です。過去の同大会においても、晴れて気温が20度を超えたり、暴風雨に見舞われたりと、当日のコンディションを予測するのが難しい大会のひとつです。

そして、今年の大会ですが、天候は曇り。しかし、スタート時の気温は23度を超えて蒸し暑く、20kからの後半が強い向風。過去の大会と比較しても、かなり厳しいコンディションだったのは間違いありません。そんな悪コンディションの中、上記したように川内優輝選手が前半から独走。そして、後半の強い向風の中でも持ち味の粘りを発揮し、1年4ヵ月ぶりのサブ20達成は見事でした。

一方、ブラインド選手(IPC登録)は、2月に走った別大マラソンから2ヵ月の短期間で出場。特に、その大会で自己記録を更新した男子の熊谷選手と大石選手の走りに期待をしていました。しかし、20k以降の強い向風に苦戦し、自己記録更新には届きませんでした。

もちろん、2月のマラソンから2ヵ月の短期間で調子を戻すことが難しかったのは確かです。また、季節的にはどんどん暑くなっていく方向なので、マラソントレーニングを継続してくのも、その疲労を抜いていくのも厳しい季節に入っています。

そんな視点から振り返ると、両選手とも20度を超える気温や後半の強い向風にも気持ちを切らさず、ゴールした点は一定の評価をすることができるでしょう。しかし、我々が目標にしているパラリンピックは8月下旬に開催されます。つまり、暑くなっていくこの時期から本格的なマラソントレーニングに移行していくので、暑さに強い体と心を兼ね備えていることが絶対条件になります。

今大会で復活の優勝を果たした川内優輝選手は、再びマラソンの連戦体制に入り、12月のマラソン大会を目標に、調子を上げていく流れのようです。我々も「現状打破」を掲げ、8月の北海道マラソン大会を次の目標に走り込んでいきます。

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