- 2025-09-11 (木) 17:07
- 未分類

【2025秋を走る・2】日本ブラインドマラソン協会が主催する伴走養成研修会が滋賀県野洲市において開催され、私も講師として参加してきました。今回も多くの熱心な受講者にご参加いただき、充実した研修会を実施することができました。
そして何よりも、実技の会場となった希望が丘文化公園内には陸上競技もあり、視覚障がいランナーたちも安全に走れる環境が整っていました。また、この公園は、滋賀県内を主な活動拠点とし、ブラインドマラソンの普及と発展に大きな貢献をしてきた「びわこタイマーズ」も練習拠点にしています。
そんな素晴らしい環境下で、今回の伴走者養成研修会を無事に実施することができました。まずは厳しい残暑が続く中でしたが、ご参加いただいた皆様、たいへんお疲れさまでした。あらためて、御礼申し上げます。
同様に、研修会の講師として、アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんをはじめ、多くの方のお力添えもありました。重ねて御礼申し上げます。
さて、研修会の実技講習をしているときにいつも感じる点があります。特に、研修会に参加している視覚障がいランナーとその伴走者は、とても楽しそうに走るのですが、そのときに手足がしっかりと合っていない(シンクロしてない)コンビが実に多いことです。
もちろん、どの伴走者も視覚障がいランナーも伴走ロープ(絆)を持って走る際、最も大切なポイントは「手足を合わせる(シンクロさせる)」ことを、十分に理解しているはずなのですが……。
あらためて、人間の習性として「他人のリズムに合わせることが苦手」と、この研修会を通じていつも思ってしまいます。一方、一緒に二人で並走している以外の時間も実に仲が良く、とても楽しそうな時間を共有しているコンビが多いのも確かです。
これまで私が関係してきた視覚障がいランナーは、主にパラリンピックなどでメダル獲得を目標に走ることが何よりも優先されてきました。もちろん、伴走者も……。したがって、視覚障がいマラソンを速く走るための優先順位としては「伴走の技術(+走力)」が第一になります。つまり、まずはお互いがしっかりとシンクロして走っているか否かです。
ところが、今回のような研修会に参加される方の多くは、「楽しく生き生きと走る」ことが第一で、伴走の技術はほとんど気にしない(気の合う人と走りたい)。とても極端な見方になっていますが、要はどちらが良いか悪いかではなく、どんなスポーツも「強化と普及」は車の両輪として必ずセットで考えます。したがって、両方とも大切なことは確かなのですが……。
今回の伴走養成研修会も、私自身がいろいろと考える良い機会になったのも確かでした……。
- Newer: 2025秋を走る・3
- Older: 2025秋を走る・1
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- https://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=8284
- Listed below are links to weblogs that reference
- 2025秋を走る・2 from 安田享平のランニングライフ
