- 2025-10-10 (金) 11:54
- 未分類

【2025秋を走る・6】10月も年間計画どおりに強化合宿を実施しておりますが、まだまだ暑ひ日が続いています。特に、ポイント練習を実施した先日の5日と6日は気温が30度前後まで上がり、ほとんど夏合宿に近いようなコンディション下での走り込みとなりました。
特に、5日は距離走、6日はスピード練習(インターバル)と、二日連続のセット練習だったので、どの選手も最後は「根性を見せる」ような状況でした。また、合宿中は毎朝5時30分からコンディションチェック(各種測定など)を実施していますが、セット練習の翌朝となった7日早朝の数値はどの選手も……。
そんなコンディションが続いている中、今回の強化合宿にはM高史さんが、かけつけてくれました。ご存知のとおり、M高史さんは川内優輝選手のモノマネなどで有名ですが、今では執筆活動や各種大会での実況担当(YouTube配信)など、その活躍は多岐にわたり、留まるところを知りません(伴走教室にも積極的)。
さて、そんなM高史さんですが、実は最も力を入れている活動のひとつは、ゲタを使ったエクササイズでしょうか。もちろん、ゲタとはあの履くゲタです。そのゲタを履くことによって、体の重心を体感(確認)しながら正しい姿勢に修正していくのです(簡単に言うと)。
しかし、ゲタと言っても、我々が知っているゲタとは似ているようでかなり違います。そのゲタの形状や種類は様々で、それぞれのゲタごとにエクササイズの目的やポイントが異なります。そして、初めてそれを目にする人にとっては、その種類の多さに驚かされます。
もちろん、M高史さんは、ゲタごとの特性や履き方のポイントなどを全て把握しています。また、今回の強化合宿に持参いただいたゲタ以外にも種類があるとのことでした。
早速、選手たちはそれらのゲタを履いて指導を受けました。特に、視覚障がい選手は「他人の動きを目で見て真似る」ことができません。それは、動きを伴うスポーツなどにとっては致命的なハンディとなります。しかし、ゲタを履くだけで、正しい重心の位置や体重の乗せ方などを把握できるのです。つまり、視覚障がい選手もそのゲタを履くだけで、簡単に重心の位置などを体感し、確認できるのです。
これまで、視覚障がい選手に様々なドリル(動き作りなど)も指導してきましたが、うまく伝わらないケースが多かったのは確かです。しかし今回、M高史さんが推奨する「ゲタのエクササイズ」は、ブラインドマラソン界にも大きな変化をもたらす可能性を秘めていると感じました。
- Newer: 2025秋を走る・7
- Older: 2025秋を走る・5
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- https://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=8320
- Listed below are links to weblogs that reference
- 2025秋を走る・6 from 安田享平のランニングライフ
