- 2026-05-08 (金) 16:59
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【2026春を走る・10】長野県上田市において、今年最初の菅平合宿を実施しました。ご存知のとおり、菅平高原は標高が1500m前後の準高地と言われており、多くの長距離・マラソン選手たちにとって、合宿拠点のひとつになっています。
高地トレーニングの詳細については割愛しますが、平地に比べて標高が高い分、身体に負荷がかかります。したがって、平地でトレーニングをするよりも心肺機能などを、効果的に強化することができます。
一方、標高が高くなると、選手個々の適応能力に差が出てくるのも確かです。つまり、標高が高くても平地とそん色なく走れる選手。逆に、本来の調子で走れなくなる選手(高地に順応できないタイプ)など様々です。
要は、平地でトレーニングをする感覚で、同じような視点で調子の良し悪しを判断していくことが難しくなります。実際に、菅平高原でのトレーニング内容が悪くても、平地に降りると普通に走れる選手がいます。つまり、そこが高地トレーニングの難しいところでしょうか……。
さて、今年もこの後、この菅平高原で強化合宿を何度か実施します。今回実施したGW期間中のブラインドマラソン強化合宿も毎年恒例となっており、参加した選手たちは予定通りのトレーニングを消化することができました。
そして、この後はトラックレースに出場していきますが、トラックレースの調整もマラソン同様、基本は「練習量を落として調子を上げていく」。これになりますが、トラックレースはスピードを追求する分、同じような調整にならないのも確かです。
また、国内のWPA公認のトラックレース(視覚障がい部門)に出走する選手たちは、今回の強化合宿メンバーとほぼ同じなので、レース中の競争も限定的になります。つまり、視覚障がい部門の中長距離トラックレースに出場する選手は極端に少ない上、個々の走力が違うので競い合うこともほぼなく、それぞれが単独走になってしまう……。
特に、トラック競技の中長距離種目にとって、競い合いが成立しないレースは致命的とも言えます(記録を狙うのが難しい)。しかし、逆にトラックレース特有の苦しみや我慢は、最終目標のマラソンにもつながります。どの選手もそれぞれの自己記録更新に向かって、果敢にチャレンジしてくれることを信じております。
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