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2026春を走る・11

【2026春を走る・11】いよいよ「夏日(最高気温が25度以上の日)」と言われる日が多くなる季節に突入してきました。同時に、長距離・マラソン選手たちは、トラックシーズンにも入りました。

いわゆる「スピード養成期」とも言われています。つまり、トラックで5000mなど、比較的短い距離のレースを走ることで、長い距離のレース(マラソンや駅伝など)に必要なスピードも強化・養成するイメージになります。

さて、詳細は割愛しますが、人の体は「スピード」と「スタミナ」を同時に強化していくことは難しいと言われています(エネルギー回路が違う)。例えると、100mを9秒台で走れるスピードがあり、マラソンも2時間9分以内で走れる人間は存在しません(オリンピックの歴史においても100mとマラソンの2種目を掛け持ちにしていた選手はいない)。

したがって、スピードとスタミナを一旦切り離し、季節に合わせて別々に強化・養成していくトレーニング方法(期分け)が、日本でも主流になっています。もちろん、5月以降はさらに気温や湿度が高くなっていくので、逆にハーフマラソンやマラソンを積極的に走っていくことは、身体にとってもリスクが高くなっていきます。

そんな視点から考察しても、前述したように5月のトレーニングはスピード重視の「スピード養成期」にシフトするのは、理にかなっているとも言えるでしょう……。

一方、市民ランナーの方々は、トラックレースを走る機会は以前よりも増えてきましたが、学生選手や実業団選手に比べると、圧倒的に少ないのも確かです。したがって、お話を伺うと、その多くは「これまでにハーフマラソンとマラソンの二つしか走った経験はない」。

ところが、最近は仲間たちと気楽に参加できる「リレーマラソン」などのミニ駅伝大会が増えてきました。実は、このような大会に参加していくことで、市民ランナーの方々も前述してきた「スピード養成」に代替することは十分可能です。

また、ひとりが走る距離も短い大会が多く、まさにトラックレース同様の効果が期待できます。もちろん、いつも一緒に走っている仲間たちと参加するので、その応援を受けながら頑張ることもできます。

そして何よりも、その仲間たちとの親睦を深めることができ、マラソンに対するモチベーションがさらに高まります。暑くなってくるこれからの季節ですが、リレーマラソン大会などに積極参加し、マラソンに対する情熱も熱くしていきましょう!

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