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2026春を走る・13

【2026春を走る・13】そろそろ梅雨の時期に移っていきます。そして、気温が高くなるのはもちろんですが、湿度も高くなり、ランニングにとっても厳しい季節へ移っていきます。一方、この蒸し暑い時期をうまく活用することで、本格的な夏に向けた暑熱順化を進めていくことができます。

そこで、あらためて暑熱順化について考えていきます。

まずは暑熱順化とは、身体が暑さになれることを言います。もう少し別な言い方をすると、「暑い環境でもパフォーマンス低下や熱中症リスクを減らすための身体改造」とでも言うでしょうか。

特に、ランナーにとって暑さや湿度は、パフォーマンスが低下する最も大きな要因のひとつに該当します。したがって、梅雨から夏前の時期にこの暑さや湿度を克服していくための暑熱順化を進めていくことは、マラソン攻略の重要なポイントとも言えます。

もちろん、梅雨時期のランニングは気温や湿度が高くなるので危険も伴いますが、やり方次第では、むしろ強くなれる時期とも言えます。要は、この時期に身体が暑熱順化できると、夏にしっかりと走り込むことがでるからです。

そして、夏にしっかりと走り込みができると、秋以降のマラソンシーズンに向けた土台(スタミナなど)が構築されます。すると、涼しくなっていく秋以降のトレーニングは量から質へとスムーズな移行が可能となり、マラソンなどの記録更新に直結していきます。

さて、梅雨に入ると雨が多くなりますが、市民ランナーの方に話を伺うと、「雨天時は走らない」と答える方が多いのも確かです。しかし、そもそも気温の高い梅雨時期の雨天時は、雨が身体を冷やしてくれるため、比較的長く走ることが容易になります。つまり、逆に雨天時を活用しない手はないとも言えます。

また、マラソンは原則として雨天決行です。しかし、雨天時にランニング経験のないランナーが、いきなり雨の中でマラソンに挑戦することは難しいとも言えます。そこで、この雨天時のランニングを通じて「シューズやウェアの選択」「ペース配分(強度)」などを試すことで、独自のノウハウを蓄積していくことができます。

同時に、雨天時のランニングは、集中力(環境適応力)やメンタル面が自然に鍛えられます(安田の経験上)。このように雨天時でも根気よく走り込むことで、「悪条件に強いランナー」としての持ち味を磨いていくことも……。

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