- 2026-06-10 (水) 16:09
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【2026夏を走る・2】台風の影響で1日遅れての実施となった強化合宿は、無事に終わりました。また、梅雨入りとも重なり、気温が逆に20度以下まで下がるなど、長距離・マラソンの走り込みを実施するには、逆にちょうど良いコンディションとなりました。
主観的な話になりますが、人は暑さなど、厳しくなっていく環境への順化は苦手です。ところが、逆に涼しくなっていくなど、身体にとって楽な方への環境にはすぐに順化します。まさに今回の強化合宿は暑さから一転し、気温が一気に10度前後も下がるコンディションになりました。したがって、どの選手も質の高い走り込みができていました。
もちろん、こんなに涼しくなるのは一時的で、季節的にはどんどん暑くなっていく方向なので、気を抜くわけにはいきません。そんな中、今週末から石川県金沢市において「日本パラ陸上競技選手権大会」が開催されますが、コンディション的には逆に心配でもあります……。
さて、前述したように多くの人は、厳しい環境から恵まれた環境への順化は短期間で対応できます。ところが、その逆への順化は、簡単ではありません。例として、夏から秋・冬へと涼しい季節へ移っていくと、多くの長距離ランナーは駅伝やマラソンなどで好記録や好成績を残していきます。
ところが、夏マラソンなど、暑い時期に調子のピークを合わせるのは難しく、夏マラソンに挑戦する長距離ランナーの多くは苦戦します。同様に、夏に開催されるオリンピックや世界選手権の日本代表に選考されるような超エリートランナーの実力を持ってしても、簡単にいかないのが現状でしょうか。
特に、夏に開催される長距離・マラソン種目を目指す場合、それに向けたトレーニングの大半は、逆に涼しい環境下に移動して行います。その結果、とても良い状態に仕上げていくことは可能です。ところが、本番は酷暑の中なので、どこかのタイミングで必ずその暑さに順化させる必要があります。
繰り返しになりますが、人は厳しい環境下への順化はとても苦手です。したがって、涼しい場所で十分にトレーニングを積めても、「最終的には、本番の暑い場所へ移動するタイミング(暑熱順化)をどうするのか?」が、とても重要なポイントになるのは言うまでもありません。
今回、千葉県富津市富津公園において実施した強化合宿は、たまたま涼しいコンディションになりましたが、果たして今週末の大会でどんなパフォーマンスを見せてくれるか……。
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