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2026夏を走る・13

【2026夏を走る・13】クラブチームの仲間たちと長野県菅平高原で夏合宿を実施してきました。これは毎年恒例となっている菅平合宿(2泊3日)ですが、今年も充実した走り込みと、仲間たちとの親睦を深めることができました。

また、同じ旅館には箱根駅伝出場を目指しているH大学も合宿をしていました。実は、昨年も一緒でした。もちろん、彼らはひと月以上の長期間に渡ってこの夏合宿を実施しているので、我々のようなクラブチームの短期合宿とは内容も目的も異なります。

毎日、旅館の玄関に置いてあるホワイトボードに大学のマネージャーが、その日の練習メニューを書き込みます。そして、何気なく拝見すると、かなりレベルの高いトレーニング内容に驚かされました(失礼な言い方で申し訳ありません)。

あらためて、今の時代は情報化社会なので、いわゆるSNSなどを通じて箱根駅伝常連大学の練習メニューなどを簡単に知ることができます。したがって、箱根駅伝に出場できないチームの練習メニューを拝見しても、その内容などに大きな違いはありません。しかも夏合宿は、長期間に渡って実施しており、走り込みの量に関しても遜色ないと思われます。

では、箱根駅伝常連大学(強いチームや選手)との違いは何なのでしょうか?

いわゆる練習メニューやレースを走ることなどは、ある程度マニュアル化できる「形式知」になります。これはSNSなどを通じてだれでも情報として得ることができ、真似することができます。ところが、その得た情報を成果にするためには、どこがポイントになるかを常に考えながら継続することも必要です。つまり、積み重ねてきた経験や勘による「暗黙知」が不可欠になります。

私の主観になりますが、強いチームや個人はいつの時代も、日々の練習やその成果をレースで発揮するために、その土台となる私生活に乱れがありません。つまり、「規則正しい生活を送り、人間性を高めること(感謝の気持ちなどを忘れない)」に徹しています(習慣化)。

このような徹底した日々のルーティーンを通じて、体や心の小さな変化も選手自身で感じ取れる能力が高まっています。箱根駅伝常連大学は、まさに新聞紙を一枚ずつ重ねていくような日々の努力を継続していくことで、「暗黙知」が備わっているのでしょう。

もちろん、今回一緒だったH大学の大学生活を拝見することはできません。しかし、夏合宿そのものに大きな違いを感じなかったことで、逆に私自身がいろいろと振り返るきっかけになりました。つまり、これらはブラインドマラソン強化指定選手たちにも当てはまり、地元での日々の生活や練習にこそ課題が残っていることを……。

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