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2026秋を走る・1

【2026秋を走る・1】北海道マラソンが開催されました。今年も「視覚障がい者の部」を設置頂き、ブラインドマラソン強化指定選手たちも無事に走り切ることができました。まずは、大会関係者の皆様に御礼申し上げます。

今年の同大会は気温が25度に届くことなく、夏マラソンとは思えないほどの涼しいコンディションとなりました。そのため、一般の男女マラソンともハイレベルなレースが展開され、上位3名ずつがMGCの切符を手にしていました。もちろん、素晴らしいタイムでした。

一方、ブラインドマラソン強化指定選手たちも同様に、個々の目標タイムをクリアした選手が多かったです。中でも、男子の部では熊谷選手が、「2時間27分57秒(グロス)」の大会新で2連覇。また、若手の大石選手が自己記録にあと20数秒に迫る「2時間36分23秒(グロス)」のセカンド記録で3位と、夏合宿の成果を見せてくれました。

そして、そのレース内容(5k毎のラップ)も理想的でした。特に、夏マラソンの攻略方法のひとつとして、「ネガティブスプリットに徹する」があります。具体的には、残り5kからもう一度ペースアップできるか否かが、夏マラソンの攻略ポイントになります。

もちろん、冬マラソンなら中間点をハイペースで通過し、後半はペースダウンしながらも粘り倒すことは可能です。ところが、夏マラソンの場合、一度ペースダウンすると、それを最小限に食い止めながらゴールまで粘ることは相当難しい。少なくとも私が見聞してきた夏マラソンの経験(パラリンピックなど)に当てはめてみてもそうだといえます。

今回、男子優勝の熊谷選手と女子優勝の藤井選手は、35k以降からビルドアップしており、理想的な夏マラソンのレース展開を体現できていました。また、その視点で振り返ると、一般女子優勝の新谷選手も35k以降から最速ラップを叩き出すなど、理想的な走りをしていました。一般男子は集団のまま終盤でけん制し合う場面もありましたが、40kからのスパート合戦は見応えがありました。

あらためて、今回の北海道マラソンはコンディションが良かったといいながらも、ブラインドマラソン強化指定選手たちは夏合宿の成果を見せてくれました。9月からは12月のマラソンを目標に、逆に前半からある程度攻めていけるようなスタミナとスピードを再構築していきます。

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