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2026秋を走る・3

【2026秋を走る・3】都内で開催された「伴走指導者養成研修会」に参加してきました。この研修会は、日本ブラインドマラソン協会が主催しています。もちろん、この研修会は公的な資格に該当するものではなく、普及活動の一環として同協会が実施しているものです(原則として各競技団体が開催している研修会などについては公的な資格に該当しない)。

同協会は、伴走者養成研修会など、年間を通じて多くの普及活動(研修会や練習会など)も実施しております。そして、今回の研修会は、いつもの伴走者養成研修会から一歩踏み込んだ、伴走者を指導する立場の方に対する研修会でした。

その研修内容(講義)はいつもの「視覚障がいや伴走についての理解」「視覚障がい・ブラインドマラソンについて」「伴走理論」などに加え、「パラリンピック強化について」や、「国際ルール」や「国際クラス分け」など、多岐に渡る内容でした。

パラリンピックを目指すための強化活動の仕組みやその歴史などについては、逆に正しく理解している人はほとんどいないといっても良いでしょう。また、そもそもとてもニッチな世界でもあるので、どうすればパラリンピックに出場できるのかを正しく説明できる関係者(一般の伴走サポートをしている方)は、ほぼ皆無といっても良いでしょう。

あらためて、ブラインドマラソンは視覚障がい者が伴走者と並走して走る独特な競技です。過去に、伴走者と共にコツコツと走り込みを継続した結果、国内の国際マラソン大会に出場できるようになった視覚障がいランナーがいました。また、走力の高い視覚障がいランナーが突然現れることもありました(一般ランナーが病気や事故などを理由に)。

しかし、視覚障がいランナーが国内の国際マラソン大会などで、パラリンピック出場を目指せるような好記録をマークしたとしても、その記録をそのままパラリンピックの世界に持ち込めるとは限りません。

つまり、その記録が日本陸連公認記録だったとしても、パラリンピックに出場するためのIPC(WPA)公認記録につながるとは限らないからです。要はルールや制度が違うため、それらの諸条件をクリアしていなければ、パラリンピックの世界では公認されないのです。

さて、マラソンは日々の走り込みを継続していないと、狙った記録を達成することは難しいのは誰もが認めることです。一方、当日のコンディションやレース展開などの好条件が偶発的にそろった結果、思いがけない好記録を達成することがあるのもマラソンです(無欲の初マラソンなど)。

そんな視点からも、ブラインドマラソンに関係するクラブチームを統括している責任者(監督やコーチなども)の皆様については、前述したような国際ルールやクラス分けなどについても正しい知識を学び、視覚障がいランナーの可能性をさらに広めてほしいと願っております。

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