- 2026-02-05 (木) 17:17
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【2026冬を走る・5】今年も別府大分毎日マラソン大会ありがとうございました。ブラインドマラソン協会の強化指定選手たちも無事に出走することができました。その記録や成績については、個々によって相違はありますが、まずはご尽力頂いた大会関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、ブラインドマラソンはルール上、視覚障がい選手を誘導するガイドランナー(伴走者)を有することができます(詳細は割愛)。そして、そのルールは日本陸連でも公認されているので、一般のマラソン大会も同じように出場することが可能になります。
したがって、視覚障がい選手も一般ランナーとガチンコで勝負することができ、障がいの有無に関係なく、記録の評価や価値観は全く同じになります。つまり、視覚障がい選手が「2時間4分54秒」の日本新記録でゴールしたなら、ロスパラリンピックだけでなく、ロス五輪の有力候補にもなります。
まさに、マラソンは本当の意味で、インクルーシブスポーツとも言えます。
今回の別府大分毎日マラソン大会に出場した視覚障がい選手の中で最も速かった選手は、T11クラス(全盲クラス)の和田伸也選手でした。その記録は「2時間24分58秒」。総合順位は46位でしたが、いわゆるエリートランナーの入口にもなる「2時間20分」を境に見ると、2時間20分以降においては9位でした。
参考までに昨年の同大会の結果を振り返ると、最も速かった視覚障がい選手は、T12クラス(弱視)の熊谷豊選手で、その記録は「2時間23分51秒」。総合順位は38位で、2時間20分以降の選手においては10位。
あくまでも参考程度の目安ですが、視覚障がいのトップ選手たちは市民ランナーの中でも、トップクラスのレベルに到達しているとも言えるでしょう……。これからの目標(課題)は、エリートランナーの入口とも呼ばれる記録(2時間20分)を、誰が最初に突破するかです。
現在、T12クラス(弱視)の堀越信司選手が2時間21分台。同クラスの熊谷選手とT11クラス(全盲)の和田選手が2時間23分台で、この3選手がその壁に最も近い選手たちになります。
一方、現実は視覚障がい者でマラソンを志す若手選手は激減しており、このままだとブラインドマラソンが本当に消滅してしまう危機感は常にあります。しかし、全国ネットでテレビ中継されるような国内屈指の一般大会に堂々と挑戦(参加)できるパラ競技は、マラソン以外ではほとんど見当たらないのも確かです。
新人の登竜門と言われてきた伝統ある別府大分毎日マラソン大会ですが、同大会に挑戦する視覚障がい選手がどんどん現れてくれることを、切に願っております。
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