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2026冬を走る・7

【2026冬を走る・7】マラソンシーズン真っ只中です。千葉県富津市富津公園においても、マラソンに向けた走り込みをしている実業団選手や、箱根駅伝への復活を目指して走り込んでいる学生選手たちの姿が途切れません……。

また、年度末ということもあってか、4月からチームに加入予定の新しい選手の姿が見えるのも、この時期の特徴でしょうか。特に、箱根駅伝を目標にしている大学の場合、新しく入ってくる選手は高校を卒業(卒業予定)したばかりです。

ここ数年、5000m以下の距離においては、高校生の記録は実業団選手とそん色ないレベルにまで到達しています。しかし、箱根駅伝のひと区間は「20k以上」です。つまり、高校を卒業したばかりの選手にとって、それに対応するための練習量(走行距離)が、大きく変化するターニングポイントにもなります。

専門的な視点から考えても、単に5000mの記録を目標にしていく練習と、20k以上(ハーフマラソン以上)の記録を目標にしていく練習は違います。その大きな違いのひとつは、30k以上の距離を一気に走る練習(距離走)が、加わってくる点です。

もちろん、どんな選手も最初から20k以上の距離を走ることはできません。しかし、箱根駅伝を走るための練習に耐える能力があるか否かの見極めは重要です。「高校時代に5000mの記録がすごかった」と言っても、その記録や実績が箱根駅伝などに直結するとは限りません。

そして、この点を見極めていくためには、専門的(科学的)なデータはもちろんですが、指導者の「経験(鑑識眼)」が重要になります。つまり、選手の身体特性や能力は個々に違うので、単なる記録や数値だけでなく、どれだけ多くの選手を指導してきたかの経験値が不可欠になります。

また、その経験値は身体的能力だけでなく、その肉体面をコントロールしていく精神面の見極めも含まれるので、話は複雑難儀になります。特に、長い距離を走り込んでいく練習(距離走)は、どんどん追い込んでいくスピード練習とは違い、無我夢中に走ることはしません(できません)。

その練習(距離走)のポイントは、常に余力を残しながら、その余裕度を自分で考えながら走り込むことなので、肉体面以上に精神面の適性を見極めることが、より重要とも言えます。

先生(監督やコーチ)の指示とおりに走れば、記録や成績をある程度残せていた高校時代……。そして、体の成長がほぼ止まってくるこれからの時期に……自分自身で考えながら肉体面と精神面をリンクさせる方向へとシフトしていくのは、誰もが簡単にできることではない……。

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