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2025秋を走る・11

【2025秋を走る・11】いつもの千葉県富津市富津公園において、11月8日から4泊5日の日程で強化合宿を実施しました。また、今回の強化合宿は、来月7日に開催される「防府読売マラソン大会」のちょうど1ヵ月前に当たります。

あらためて、あるマラソン大会を目標にした場合、多くの選手は3~4ヵ月前から準備(走り込み)に入ります。そして、我々もその流れを基準に年間トレーニングを計画し、多くのマラソン大会にトライしています。

もちろん、このトレーニング方法が絶対ということはありません。何度も話してきましたが、トレーニングの目的で重要なポイントのひとつは、「レースでの再現性」です。特に、マラソンは競技の特性上、当日の天候(コンディション)やライバル(レース展開)などに記録や成績は大きな影響を受けます。したがって、無欲で挑んだ初マラソンでの好記録や優勝など、最初から好成績を残す選手もいます。ところが、2回目以降のマラソンでその再現を、コンスタントにできている選手は驚くほど少ないとも感じます……。

さて、話を元に戻すと、我々は「防府読売マラソン大会」を目標に走り込んでいます。そして、その大会のちょうど1ヵ月前の強化合宿を実施しました。内容的には、走行距離にこだわる最後の強化合宿になります(我々のトレーニング計画上においては)。そして、この先は走行距離を落としながらトレーニングの質を上げていき、調子を上げていく段階に入ります。いわゆる調整期に入っていきますが、キチンとした設定タイムというよりも、これまでの経験とそのときの調子や感覚を重視していくことが、ひとつのポイントになります(数値に表せない部分)。

具体例として、サブスリーを達成するためには、1kを「4分16秒ペース」で走り切る必要があります。しかし、疲労が残っている中で走った距離走が「4分30秒ペース」だったとしても、調整(疲労を抜く)していけば、「4分16秒ペース」で走れる。つまり、疲労が残っている状態での「4分30秒ペース」と、疲労が抜けた状態での「4分16秒ペース」は同じペース感覚であると、自らが理解しているか否かがポイントになります(その経験をしているか否か)。

また、この感覚をつかめていないと、疲労が残っているにもかかわらず、常に目標の「4分16秒ペース」が設定タイムの絶対条件となり、どこかで練習を継続できなくなっていくリスクが高まります(ケガや故障もする)。これは「ゆとりを持って走り込む」にも通じることですが、この疲労の有無を正確に把握できるか否かの感覚(経験)は、走力に関係なく、調整期の重要なポイントになると考えます……。

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