- 2026-03-26 (木) 16:54
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【2026春を走る・4】今年度最後の強化合宿をいつもの千葉県富津市富津公園において実施しました。今回の強化合宿も前回同様、男子の主力選手たちが揃っていたので、質の高い走り込みができました。
また、今回も順天堂大学の学生選手が、伴走サポートとして参加。そして、創価大学の学生選手も初めて参加頂きました。あらためて、ご理解ご支援頂いている各大学の関係者に厚く御礼申し上げます。
さて、視覚障がい者が走るには、伴走者(ガイドランナー)が不可欠なのはいうまでもありません。しかし、パラリンピックを目標にしている強化指定選手レベルになると、どなたでも伴走ができるとは限りません。
もちろん、視覚障がい選手との相性や背格好が似ているか否かなど、一緒に走る上でのポイントはありますが、何よりも優先されるのは「伴走者の走力」になります。つまり、伴走者の性格や人間性が優れていても、視覚障がい選手をゴールまで確実に導ける走力がなければ、その伴走者を選出することはできないのです。
実は、この点が最も悩ましい点でもあり、逆に国際大会などで大きな失敗をする原因にもなっているのです。つまり、視覚障がい選手は、目から情報を得ることが難しいので、話した印象や単純に走り易さで伴走者を選ぶ傾向が強くなるとも言えます(その結果、伴走者の選定を誤る)。
今回の強化合宿に伴走サポートとして参加した学生選手たちは、走力はもちろん、人間性も素晴らしく、伴走者としての条件を全て満たしています(過去に参加した学生選手たちも)。また、パラリンピックの視覚障がいマラソンは、単独走の選手もいます。したがって、パラリンピックの伴走者は、その選手たちのトレーニングパートナーとしての役割も担います。
強化合宿中は、伴走ロープを持って視覚障がい選手を伴走するのがメインでも、ときにはペーサーとして単独走の選手たちの先導もするのです。実は、ある特定の選手ばかりを伴走していると、伴走者の走力が低下してくるリスクがあります(特に、女子選手の伴走者は)。
それを防止する視点からも、定期的に視覚障がい選手と伴走者とのコンビを入れ替えることなども必要です。具体的には、単独走の視覚障がい選手のペーサーをしたり、伴走者だけのトレーニングを実施したりすることも、強化合宿では不可欠なのです(実際に実施している)。
要は、今合宿のように箱根駅伝を目指している現役バリバリの学生選手たちが、伴走サポートとして参加して頂けることが、視覚障がい選手の強化には欠かすことができません。そして、その伴走サポートが、2028年開催予定のロスパラでのメダル獲得へつながっていくことも、過去の経験と実績からも確かなのです……。
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