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秋を走る
秋を走る・2
- 2020-09-25 (金)
- トレーニング計画 | マラソン | マラソントレーニング

【秋を走る・2】厳しい残暑が続いていましたが、一気に秋めいてきました。先日の19日からの強化合宿も暑さに苛まれることもなく、計画どおり順調に走り込むことができました。
さて、秋から冬にかけて開催されるマラソン大会の動向もかなり見えてきましたが、予想どおり厳しい状況です。既に年内のマラソン大会は全国的に自粛方向になっており、開催を表明している大会も参加基準を引き上げる傾向です。
また、年明けのマラソン大会についても、既に中止や延期を表明している大会が多いのも確かです。全国のマラソン大会もブームから定着へと移行していただけに、個人的には残念な気持ちです。と、言いながら今の状況が永久に続くこともないでしょう。月並みな言い方ですが、これまで同様、コツコツと走り込んでいくしかありません。
特に、マラソンに必要なスタミナ(持久力)は、身に付けるには年単位の地道な走り込みが必要ですが、手を抜き出すと目に見えて落ちていく傾向にあります(私の経験上)。そのため、「ここで休んだらもったいない」と思えるか否かは、大きなわかれ目になるかもしれません。
また、毎年目標にしてきたマラソン大会が無くなることは、走り込む目的やモチベーションを維持していくことすら難しくなっていくでしょう。つまり、落ちていく気持ちをどのように高めていくかの工夫も求められます。
マラソン大会を開催するか否かの判断は、最終的には主催者が大会当日に決めることもできます。しかし、そのマラソン大会で自己記録を更新するためには、計画的な走り込みの継続や心身ともに健康な状態を長期継続することが不可欠になります。つまり、マラソン大会に出場するための準備は手を抜けないのです。
先の見通しが立たないことに力を費やすことは確かに無駄なことかもしれませんが、マラソンは長期的な準備がないと結果を残すことはできません。また、この先のマラソン大会がどのようになっていくかは誰にも予想することはできませんが、自分自身の走力を維持・向上させられるか否かは自分自身で確実にコントロールできます。
いつも無視してきた弱い部分の自分自身と向き合える絶好の機会かもしれません。
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秋を走る

【秋を走る】今週末から千葉県富津市において強化合宿を実施します。同地も朝晩は多少涼しくなってきましたが、日中はまだまだ蒸し暑く感じる日が多く、走り込みには厳しいコンディションが続いています。
また、私が現役時代だったころは、9月中旬に入るとグッと走りやすい季節に入っていったと記憶しています。しかし、近年は10月に入っても気温が20度をこえる日が多く、秋から冬のマラソンを目標にした走り込みにも関わらず、「暑さ対策?」が必要になってきたとも感じます。
しかし、次の目標となる12月20日開催の防府読売マラソン大会までは、3ヵ月間あるのでしっかりと走り込みができます。また、その間は前述したように気温が高くなる日も予想できますが、じっくりと取り組んでいきます。
さて、秋からの走り込みも夏の走り込み同様、距離走がメインになりますが、夏より涼しくなる分、設定タイムなどが違います。もちろん、設定タイムは夏よりも速くなる傾向になりますが、サジ加減が難しいところです。
距離走を速い設定タイムで実施していくことは、量だけでなく質も追いかけることになり、より高い目標を狙える可能性が出てきます。一方でその弊害(デメリット)もあり、主に次のふたつが考えられます。
ひとつめが、「調子のピークを目標のマラソン大会に合わせられない」。つまり、距離走の本数を重ねることに、自身の定めた設定タイムより速くなっていき、まるでタイムトライアルのようになっていくことです(特に、練習会の仲間たちと、毎回競り合いになって)。
ふたつめは、「故障や怪我をする」。ひとつめに連動しますが、要は自分自身の身体と心を制御できなくなり、行きつくとこまで行ってしまうことです。「そんなバカな?」と、笑う方もいるかもしれませんが、市民ランナーの練習会を主宰していると、この事例が多いのは事実です。
具体例として、マラソンの目標タイムが「サブスリー」にも関わらず、距離走の設定タイムは「1kを4分15秒以内」と、常に実戦的。その結果、上記したような状況に陥るケースはよくあるパターンです。
長い距離を走り込む距離走は、高い強度(速い設定タイム)で詰め込んでいくと、肉体だけでなく、心も疲弊していくことがあります。そうなるといわゆる「燃え尽き症候群(ランニングに対して)」などに陥ることもあるので注意が必要です。
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夏の走り込み・6
- 2020-09-08 (火)
- トレーニング計画 | パラリンピック | マラソントレーニング

【夏の走り込み・6】9月6日は東京パラリンピックのマラソン1年前でした(変更がなければ)。その日は千葉県富津市富津公園において、1年後と同じスタート時間でトライアルを実施しました。本来であるなら都内の同じコースでの試走が理想的でしたが、さすがにそれは難しいので、強化拠点にしている富津公園での実施としました。
もちろん、トライアル当日は起床時間からはじまり、各種暑熱対策やスペシャルドリンクの中身や摂取方法など、事細かい点まで実践的にしました。また、トライアルですが、やみくもに「がんばれ!」とは言いません。選手ごとの設定タイムについては、過去の各種データから導いた数値を個別に指示しました。そのため、スタートは一斉ですが、あとはバラバラの単独走になります。
スタート時間は早朝6時50分。そのときの天候は晴れ、気温28度、湿度80%と、まずまずの厳しいコンディションになりました。その後、願いどおりに気温は30度まで上昇し、より厳しいコンディションになったのは、まさに願ったりかなったりでした。しかし、そんな状況下でも選手たちは、ほぼ設定タイムどおりに走り続けていきました。
さて、夏マラソンを攻略する方法はそれぞれですが、最も重要な点のひとつは「ラスト2kは絶対に失速しない(ペースアップする)」ことです。冬マラソンの場合、前半を果敢に攻め、後半の失速を最小限に食い止めながらゴールすることができます。しかし、これが夏マラソンの場合、一度失速しだすとそれをくい止めることが、かなり難しい状況に追い込まれます。と、言うよりほぼ不可能と言ってよいでしょう。
つまり、夏マラソンを攻略する上で重要なポイントになるのは、前半に体力を温存し、ラストは一気にペースアップできる自分自身の設定タイムをつかんでおくことになります(私の経験上)。冬マラソンと違い、前半の突っ込みは中盤からの失速。そして、リタイヤへと直結していきます。要するに、何とかならないのが、夏マラソンの恐ろしいところなのです。
今回のトライアルで男女の主力選手たちは、ほぼ設定タイムどおりに走り切ることができました。単純に比較はできませんが、2016年のリオパラに当てはめると、男子のトップが銅メダル相当。女子のトップが金メダル相当、2位が銅メダル相当のタイムでした。また、同日に埼玉県熊谷市で開催された日本パラ陸上競技選手権大会に参加した他の主力選手たちもしっかりと走れていた様子でした。
この後、12月の防府読売マラソンを目指した冬マラソンに移行していきます。夏マラソンの攻略につながるもうひとつの重要な対策は、冬マラソンでしっかりと自己記録を更新しておくことです。冬マラソンでより高い次元にいくこと、すなわち夏マラソンのゆとりにもつながるからです。
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夏の走り込み・5
- 2020-09-02 (水)
- マラソン | マラソントレーニング

【夏の走り込み・5】クラブチームの夏合宿を菅平高原で実施してきました。毎年恒例にしている夏合宿ですが、コロナ禍の影響で今年の夏はこの1回のみとなりました。
また、例年だとラグビー選手をはじめ、サッカー選手や中高生の合宿なども相まって、この菅平高原はたいへんな賑わいになっているのですが、今年は本当に静かな菅平高原でした。
そのため、毎年お世話になっている旅館も諸事情により、この夏は閉館するとの連絡が夏前にあったので、今年の夏合宿は宿泊先を探すことからでした。しかし、何とか受け入れていただける旅館を確保できたので、今年もクラブチームの夏合宿を実施することができました。
そして、例年どおり、この夏合宿のメイン練習は「40k走」。いつもの周回コースで早朝7時30分からグループごとにスタートするのも例年どおりです。そのスタート地点に7時ごろ到着すると、箱根駅伝の優勝を目指している東海大学の選手たちが「30k走」を実施していました。
スタート地点に置いてあった東海大学の伝言ボードには、その日の練習メニューや設定タイムなどが細かく記載されていました。スタート時間は5時50分だったので、我々がスタート地点についたときは30k走の後半でした。
この時、既に気温は30度をこえており、高原と言いながらかなり厳しいコンディション下での30k走でしたが、どの選手も最後までしっかりとした足取りでした。また、驚いたのは、ボードに記載されていた設定タイムです。
5千mを13分台、1万mを28分台で走る選手たちが揃っているグループでもかなり遅い設定タイムで走り込んでいたのです。もちろん、前後の練習計画がわからないので、その意図を知ることはできませんが、事実としてかなりゆとりを持った設定タイムで30k走を実施していました。
近年の東海大学と言えば、質の高いトレーニングをメインにしている「スピード集団」のイメージが強いのですが、そのベースとなるスタミナ強化は想像以上にじっくりと取り組んでいる様子でした。
まさに、「目からウロコ」。速さを極めようとしている学生選手たちでも土台つくりは時間と手間をかけているのです。今年最後の菅平合宿でしたが、とても良いものを拝見することができました。
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再び走り込み・6
- 2019-11-16 (土)
- トレーニング計画 | マラソントレーニング
【再び走り込み・6】WPA世界陸上競技選手権大会がドバイで開催されました。視覚障害・中長距離のT11クラス1500mと5000mに和田選手と唐澤選手が出場。それぞれに2名のガイドがサポート、更に安田がコーチとして帯同し、計7名で同大会に挑みました。
また、今大会は4位以内に入賞すると、来年開催される東京パラリンピック代表権を獲得することができるため、両選手がそろってその権利を獲得することを最大の目標としました。
結果は、1500mで和田選手が4位入賞、5000mで唐澤選手が銅メダルを獲得し、目標どおりに2人とも来年の東京パラリンピック代表権を獲得することができました。
まずは、ここまでご支援ご協力いただいた関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。
さて、今回の遠征は5日にドバイ入りし、15日帰国の日程でした。レースは、7日の夜に1500m予選、翌日の夜に決勝。日にちをあげて、14日の朝に5000m決勝の競技日程で実施されました。
今回の競技日程は、5000mを本命にしていた我々ににとってはベストに近いスケジュールでした。まずはドバイ入り後、直ぐに1500mがあり、それを5000mに向けた最終トライアルと位置付けることで、のびのびと挑むことができました。
具体的には、ドバイ入りした5日と6日は昼間を避け、夕方から軽めの調整を実施して7日夜の1500mに挑みました。T11クラスの1500m決勝進出は6名と「狭き門」なのですが、両選手とも予選を突破し、世界のベスト6入り。更に決勝では和田選手が日本新記録で4位入賞を果たし、東京パラリンピック代表権を獲得しました。
翌日の9日からはトレーニング時間を朝9時に変更し、現地の暑熱順化と疲労回復を意識して調整していきました。ドバイ9時の天候は、ほぼ晴れで気温は30度弱ですが、湿度が30%台と乾燥しています。したがって、日本の猛暑を経験している我々としては、特に気になる暑さでもないと判断し、持ち込んだ暑熱対策もいくつかはしょって体を順化させることができました。
また、年間を通じて強化合宿などで測定している、「尿と唾液」の数値も好調ゾーンに入っており、14日の5000m決勝は唐澤選手が見事に銅メダル獲得。同時に、東京パラリンピック代表権を獲得しました。
あらためて、今大会の成績や調整内容と測定数値などを詳しく解析し、来年の東京パラリンピックに向け、強化合宿や最終調整の精度を更に高めていきます。
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再び走り込み・5
- 2019-11-02 (土)
- トレーニング計画 | マラソン | マラソントレーニング
【再び走り込み・5】少しずつ秋らしい気候となってきて、本格的なロードレースシーズンに突入しました。まずは大学駅伝が開幕し、各地でマラソン大会も目白押しになってきております。
春先から秋のマラソンを目標にコツコツと走り込みを継続してきた市民ランナーの皆様にとっては、ここまでの努力を、記録として目に見える成果を残せる時期に突入しました。
ところが、11月に入ったにもかかわらず、気温が20度を大きくこえる日があったりもします。勝手なもので、7月や8月の暑い時期は「暑くて走れない」と誰もが声にするので、逆に暑いのが普通と感じます。しかし、一旦涼しくなってから再び気温が20度をこえると、同じように「暑くて走れない」となったりします。
経験的な話になりますが、真夏の30度をこえる中でのランニングは誰もが危険と感じます。一方、11月以降に気温が20度をこえた日のランニングやレースにおいても、脱水症などに陥る危険性は高まります。
ある意味、秋以降のロードレースについては、夏以上に当日の気温などのコンディションに注意をはらう必要があると感じます。特に、マラソンについては、当日の気温や天候を見極めてから「柔軟にその日の目標タイムを変更するゆとり」が求められます。
先日の箱根駅伝予選会においても気温が高く、かなり厳しいコンディションだったとのことでしたが、気温は20度前後でした。しかし、その気温が総合順位にも影響したのは間違いありません。
また、来年の東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌に移転することが決定しました。東京より札幌の方が涼しいことが主な理由だったようですが、札幌も30度をこえる日があります。もちろん、来年の五輪マラソン当日の気温が札幌でも35度以上になる可能性もあります。
つまり、大会当日の気温や天候については、傾向を知ることはできますが、具体的にどのような天候や気温になるかは誰にもわかりません。そして、過去のデータばかりを気にして「頭でっかち」に陥らないことは、とても大切なポイントだと思います。実は、このサジ加減こそが勝敗をわけるポイントになるのかもしれません。
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再び走り込み・4
【再び走り込み・4】10月に入り、マラソンに向けた本格的な走り込みを開始したところですが、実はマラソン以外のロードレースや駅伝シーズンでもあります。そのため、マラソンに向けた走り込みの一環として各種ロードレース大会に出場する方も多いと思います。
いわゆる本命のマラソンに向けた走り込みの一環として出場するレースのことです。もちろん、マラソンも含まれます。この方法は、かつては否定的な意見が多かった感もありますが、今や市民ランナーの間においては一般的なトレーニング方法のひとつでしょうか。
といいながら、毎年のように失敗している場面に遭遇するのも事実です。まずは、走り込みの一環としてマラソンを走ったときの主な失敗ケースをあげてみます。
1.設定タイムより速くなり過ぎて後半失速する。2.コースの起伏が激しすぎて頑張った割には設定タイムより遅くなる。3.設定タイムを守るも諸事情により途中でバテて、ゴールまでやっとたどりつく。
走り込みの一環としてマラソンを走ることは問題ありませんが、上記したようなケースに陥る市民ランナーの方を毎年必ず見受けます。つまり、走ったために、逆に自信を失って気持ちが激しく動揺し、更にその後の練習に迷いが生じてしまうパターンです。
こうなると、マラソンに挑戦したい元の意欲的な思考回路に戻していくことが難しくなっていきます。そんなとき、「気持ちをきりかえよう」と、私もよく使う言葉ですが、マラソンは結果を数字(時間)ではっきりと示されるので、その結果は永久に残ります。そのため、そう簡単にプラス思考へ戻すことは難しいと感じます(少なくとも私の経験上は)。
こんなことを話していくとネガティブな内容に終始するので、こうならないように仕向けていくことが重要なのはいうまでもありません。特に、走り込みの一環として出場するマラソンについては、「走る目的(設定タイムなど)」から逸脱しないことが大切です。
もちろん絶対に大丈夫といった対応策はありませんが、上記した3つの失敗ケースに陥らない方法としてビルドアップ走は推奨できる走法のひとつになります。具体的には設定タイムにこだわらず、出足はジョギング感覚でスタートします。
走力にもよりますが、中間点から30k過ぎあたりまでゆるゆると走り、そこからゴールに向かって少しずつペースを上げていく走法になります。要は、スタミナ養成を最大の目的にゆっくりスタートし、ラスト数キロを設定タイムでしっかりと走り切る走法になります。
設定タイムなど悩みながらスタートする場合は、試してほしい走法のひとつと考えます。
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再び走り込み・3
- 2019-10-17 (木)
- トレーニング計画 | パラリンピック | マラソントレーニング
【再び走り込み・3】台風19号の影響が懸念され、中止も検討していた富津強化合宿は日程などを調整し、何とか終えることができました。合宿のポイント練習も、中1日おきに20k走、40k走、30k走と距離を変えながら、走り込み中心の内容に変更して乗り切りました。
また、台風19号の影響による交通機関などの混乱をあらかじめ想定し、依頼していたスタッフや伴走者の方々にも安全第一を理由に自宅待機優先をお願いしたので、合宿参加人数はいつもの半分程度となりました。
そのため、いつもあたり前に帯同しているトレーナーは不在となり、食事の内容や量を常に確認している栄養士も不在となり、伴走者の人数もギリギリな状況となりました。そのため、全ては自分自身で考え、判断しながら主体的に行動することがより不可欠な強化合宿となりました。
同時に、スタッフや伴走者が少なかったので、懸念されることも多々ありましたが、不足事項はお互いにカバーしあい、逆に密度の濃い充実した強化合宿になった感もありました。
足りないことやものを積極的に取り入れ、状況を改善しながら成長していくことは大切です。しかし、限られたことやものの中で、お互いにカバーし、知恵を出し合いながら前へ進んでいくことは最も大切なことのひとつと考えます。
今回の合宿も、限られたことやものの中において最善のケアは、「入浴・食事・睡眠」の3つでした。いつもよりゆっくりとお風呂に入り、いつもよりしっかりと食事をし、いつもよりたくさん寝るようにする。いたってシンプルなことがより大切になりました。
実は、この3つは誰もが常に実践している重要事項ですが、普段は常に入ってくる新しい情報ばかりに目や気持ちがいくので、逆に意識していない点ともいえます。その結果、常に新しいことを取り入れているにも関わらず、思うような記録や結果が出ていないことの方が多いと感じます。
今回の合宿も終わってみればそれなりに距離を踏みましたが、故障や不調を訴える選手は皆無でした。その理由のひとつは、限られたことやものをより主体的に実践したからにほかならず、いつものあたり前を見つめなおすよい機会になったと……。
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再び走り込み・2
- 2019-10-09 (水)
- トレーニング計画 | マラソントレーニング
【再び走り込み・2】10月に入り、いよいよ本格的なマラソン・駅伝シーズンの到来です。私がトレーニング拠点にしている千葉県富津公園においても、駅伝を目指している実業団・学生チームが増えてきました。
6日の富津公園も、東日本実業団駅伝を目指している実業団チームが5チーム、箱根駅伝予選会を目指している学生チームが5チーム。それぞれのチームが集団でペース走やインターバル走を実施していました。
毎年のことですが、10月以降の富津公園では実戦に近いペースで走り込んでいるチームが増えるので、選手たちの走りにも気迫を感じます。また、どのチームのトレーニング内容も大きな違いはないように見えます。
しかし、実際のレースでは1位から最下位まで、正確な順位とタイム差がでます。もちろん、その順位や記録の変動はありますが、ある程度上位に位置しているチームは安定しています。
今は、どのチームも年間を通じて計画的な強化を実施しています。にもかかわらず、チーム力の差が結果としてあらわれます。10月時点の富津公園では、チーム間の差は小さいと感じることが多いのですが、結果としては順位やタイム差が大差となったりします。
「チーム力の差は何か?」
この答えを正確につかみ、そこを確実にとらえる何かをプラスできれば、どんなチームも必ず良い結果を残せるようになるはずです。しかし、現実はその何かを見つけることが最も難しく、どのチームも様々な角度から検討し、試行錯誤を重ねています。
今年もチーム力を上げるための何かを加えながら仲間たちと切磋琢磨を重ね、全国の駅伝ファンに多くの感動と勇気を与えることでしょう……。
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判断
【判断】10月に入りましたが、まだまだ残暑が続いている感じです。そんな中、9月28日から4泊5日の日程で、いつもの富津で強化合宿を実施しました。
先月の台風15号の被害で、富津公園周辺でも屋根にブルーシートをかぶせてある家もありますが、日常生活は通常に戻っています。こんな状況の際、様々なイベント関係は自粛したりします。もちろん、スポーツ合宿も例外ではありません。
一方で、被災地の被害状況にもよりますが、逆に「お越しください」との声もよく耳にします。同時に、何か企画する側は、被害にあった方々に対して「不謹慎」という見方と、逆に「元気を与える」といった見方に分かれるケースも多々あります。
幸い、我々が強化合宿でお世話になっている旅館は「お越しください」との返答。更に、我々も合宿を通じて「少しでも活気つけば」と願っていたので、強化合宿も無事に実施することができました。
さて、ドーハで世界陸上が開催されております。各種報道のとおり、気温と湿度の高さが尋常ではなく、かつてない悪コンディションとなっている様子です。特に、ロード種目は過酷を極めています。そのため、専門家からの厳しい意見や視聴者からの批判的なコメントも多く目にします。
しかし、そんな厳しい状況になることは既にデータ的にも分かっていたことでもあり、最終的な決定も各種専門家による判断でロード種目の実施が決定されました。そんな中、日本代表の女子マラソンや競歩種目は大健闘を見せております。
目の前にある危険(気温・湿度)に対し、蓄えてきた先人たちの経験とノウハウに科学をミックスさせ、地道に暑熱対策テストを繰り返してきた勝利です。もちろん、目の前にある危険(気温・湿度)を回避した(参加しない)としても、今大会のコンディション下では、責めることはできないと思います。
完走(完歩)率は記録的に低く、想定以上に厳しいコンディションだったのは間違いありません。更に、それを「選手生命の危険」と捉えて回避するか、「頂点を狙えるチャンス」と捉えて挑戦するかの判断も難しい点です。
我々は来年の東京パラに向け、「頂点を狙えるチャンス」と捉えられる準備と努力を重ねていきたい……。
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