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2025-07-03
2025夏を走る・5
- 2025-07-03 (木)
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【2025夏を走る・5】千葉県は、梅雨明け宣言をしていませんが、夏日が続いております。また、2025年も半年が経過。同時に、2025年度も3ヶ月が経過しました。まさに「月日が経つのは早い」と言いますが、そのことが身に染みているこの頃です。
そんな夏日が続く中においても、富津合同マラソン練習会をたんたんと継続しております。もちろん、給水の準備や走行距離を短くするなど、安全には注意いているのは言うまでもありませんが、同練習会に参加しているランナーたちは常連の方が多いので、この暑い時期の走り方も熟知しています。
さて、これも毎年のことですが、新年度になると新しいメンバーが同練習会に加わる季節にもなります。そして、今年度は70歳の女性ランナーが、仲間として一緒にランニングライフを楽しむことになりました。その方は、最初は君津の水曜練習会に参加したことがきっかけでした。
話しを聞くと、マラソン経験もあり、ランニング歴もそれなりにある方でしたが、インターバル練習のような苦しい経験はなかったようでした。案の定、参加当初は1本走ると、ゴール地点に倒れ込むような状況でした。
実は、多くの方は日常生活において、このように自らの身体を追い込んでいくような経験はほとんどありません。もちろん、軽いジョギングを日課にしているような方でも、インターバル練習のような苦しい経験は、ほとんど無いと言っても良いでしょう。
その70歳女性の方も同様、自分自身がどのようなペースで走れば、呼吸や身体がどの程度苦しくなるのかを把握できるような経験すらありませんでした。したがって、水曜練習会に毎週参加しても単に苦しいだけの状態が続いていました。
ところが、3ヵ月目の6月に入ると、「200m×8本(リカバリーを長めに)」を何とかやり遂げることができるようになり、1本ごとに倒れ込むようなこともなくなってきました。そして、今週の水曜練習会においては、50秒以内の設定タイムに対し、なんと「45秒平均」で走り切ったのです(路面が滑る土トラックで)。
その走りっぷりには、タイムを取っていた私自身も驚きました。同時に、「人に秘められた可能性の大きさ」をあらためて感じた次第です。振り返ると、4月のころは「この人は死んでしまうのでは?」と、思うような苦しみ方をしていました。ところが、3ヵ月間継続してきた結果、知らぬ間に速さを追求していけるレベルにまで成長していたのです。
また、「どうしても年齢を理由に気持ちにもブレーキがかかる」と、その方は話していました。ところがどうして、ひとたび自信が付いてくると、心のブレーキが解き放されるのと同時に、身体もどんどん前に進んでいくのです。「マラソンでサブフォーを達成したい」と、当初から口にしていましたが、そこに到達する条件のひとつを概ねクリアしたと言っても良いでしょう。
もちろん、私自身にとっても、各練習会をサポートする楽しみがひとつ増えた次第です。
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