- 2024-03-22 (金) 17:19
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【2024春を走る・3】3月も後半に入り、寒暖の差が大きい季節になってきました。また、花粉が舞う季節でもあり、マラソンを走るには厳しい季節とも言えるでしょう。また、ランナーにとっては苦しい条件が重なりますが、体調重視で乗り切ってほしいと思います。
さて、パリ五輪マラソン日本代表選考も終わり、国内の主要なマラソン大会はひと段落と言ったところでしょうか。もちろん、一年を通じ、全国各地でマラソン大会は開催されていますが、陸上競技的に言えば、ここからトラック競技に移行していきます。
このブログでも過去に何度か記載してきましたが、ランニングの魅力に目覚め、各種マラソン大会に参加をしている市民ランナーの方々は、私が現役時代当時よりも格段に増えました。一方、その方々の話を聞いてみると、ハーフマラソンとフルマラソンの経験しかない方が多いことに驚くこともあります。
また、私は練習会などで「1k走(全力走)」を実施することがあります。例として、その1k走を5分前後で走り切ったランナーがいたとします。ところが、その方にフルマラソンの自己記録を訪ねると、「3時間31分」だったりします。つまり、1k走もフルマラソンも、ほぼ同じスピードなのです。
この点は、駅伝やマラソンを競技として取り組んできた選手の視点からすると、信じられない話になります。しかし、どんな距離を走っても、同じようなスピードでしか走れない市民ランナーの方が意外に多いもの確かです。
あらためて、昨年の10月から今月までの間、ハーフマラソンやフルマラソンを何度か走ってきた市民ランナーの方は多いことでしょう。また、走ってきた大会を振り返ったとき、「なんで記録がのびないのだろう?」と、悩む方もいることでしょう。
それぞれの課題やその対策方法は個々に違いますが、前述したように「短い距離も長い距離も同じスピード」になってしまう方も多く、そこの対策がカギになるとも考えられます。そして、その具体策のひとつとして、「短い距離のレースへの参戦(10k以下)」を強く推奨します。
詳細は割愛しますが、速く走るためには手足を素早く動かす必要もあります。そのためには、日々の練習に「短い距離のダッシュ」などを取り入れることは有効です。同様に、スタートから速いペースを体現できる短い距離のレースや駅伝なども効果的と考えます。
大きなマラソン大会もひと段落したこれからの季節だからこそ、逆に短い距離のレースに参戦していくことは、大いに価値があると考えます。
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