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2024秋を走る・3

【2024秋を走る・3】パリパラが終わりましたが、次の大会に向けた強化合宿をいつもの千葉県富津市富津公園にて実施しました。また、12月以降のマラソンに向け、本格的な走り込みをはじめていく時期でもありますが、厳しい残暑がそれを阻んでいます。

もちろん、マラソンだけでなく、駅伝シーズンにも入っていく季節です。そして、強化拠点にしているこの富津公園は、箱根駅伝を目指す大学や五輪を目指す実業団選手たちが走り込みを実施する場所でもあります。

今回、我々が強化合宿を実施している間も、来月に迫った箱根駅伝予選会突破を目指している大学も合宿をしていました。中でも今年の予選会突破有力大学と言われている某大学が、16k走を実施しました(TV撮影も入っていた)。

ところが、当日は厳しい残暑日となり、曇っていたが気温は30度前後。何よりも湿度が80%を超えていました。経験的に言うなら5kを超える距離をレースペース同様に走るには厳しいコンディション。しかし、箱根駅伝予選会当日から逆算すると、ちょうど1ヶ月前。したがって、16k走を実施するタイミングとしては問題ありません。

その設定タイムなどの詳細は割愛しますが、最初の5kを速めのペースで入り、次の5kを少し落とし、10k以降はペースを上げていく設定だったようです。もちろん、その設定タイムも通常なら問題ないと感じました。

果たしてコーチが最後の指示を出し、20名前後の選手たちがスタート。ところが、当初の設定タイムで集団を維持できたのは3k付近まで。その後は集団が完全に崩壊……。そして、16k走を設定タイムどおりに完走した選手はたったの3名。さらに、16kのゴールまで何とかたどり着いた選手が数名……(途中で倒れる選手も)。

こんな状況になるとは私も思いませんでしたが、それほど過酷なコンディションだったのです。と、言いながら最初から実戦よりも遅い設定タイムでスタートさせることは、この練習を実施するタイミングなどを考慮すると、難しい判断だったと思われます。

そして何よりも、実際に走った選手たちのメンタルダメージが懸念されます。同時に、指示を出したコーチとの信頼関係も……。たまたま同じ場所で練習をしていた大学チームでしたが、とても考えさせられる厳しい内容でした。まさに過去に前例のない厳しい残暑をどのように克服しながら12月以降のマラソンに備えていくのか(ロスパラに向けても)。

明日は我が身なのです……。

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