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秋を走る

夏を走る・13

【夏を走る・13】先日の土曜日から2泊3日の日程で、長野県菅平高原において合宿を実施しました。合宿中は概ね天候にも恵まれ、計画どおりの走り込みを消化することができました。そして、秋からのマラソンシーズンに向け、9月にもう一度、菅平合宿を実施する予定です。

いわゆる温暖化の影響なのでしょうか、ここ数年は9月に入っても気温の高い日が多くなり、走り込みに適さない日も増えてきた感じがします。しかし、11月以降のマラソン大会を目標にした場合、9月と10月はとても重要なトレーニング期間に位置します。

具体的には、春先に培った「スピード」と、夏に培った「スタミナ」を融合させ、マラソンを目標タイムで走り切るための「スピード持久力」を養成していく期間に当たるからです。7月と8月は暑い中での走り込みだったので、あえて設定タイムを落とし、時間をかけてじっくりと走り込む期間としましたが、9月からの走り込みを夏と同じにすることはできません。

しかし、上記したように9月も暑い日が多くなり、スピード持久力養成を目的にした距離走を確実に実施するためにも、菅平合宿を9月に実施するようになりました。もちろん、短期合宿なので距離走の回数は少ないですが、とても重要な合宿と考えます(私の経験上)。

さて、今週末は北海道マラソン大会が3年振りに開催されます。コースも昨年の東京五輪コースが一部加わるなど、リニューアルされました。また、パリ五輪マラソン日本代表選考会である「MGC」の出場権を獲得できる大会にも指定されているので、男女とも国内トップ選手が多数出場します。

このように3年振りの開催ですが、とても注目される大会になっています。出場される市民ランナーの皆様にとっても久々の厳しい夏マラソンになると思いますが、まずは無事に完走してほしいと願っております……。

夏を走る・12

【夏を走る・12】厳しい残暑が続いております。気温が高いのはもちろんですが、湿度も70%を超えており、走る選手にとってはそちらの方が負担になっているに違いありません。

暑い国といわれる海外の大会に参加しても、日本のような高温多湿の環境に遭遇することはほとんどなかったので、やはり日本の夏は最強でしょうか(私の経験上)。もちろん、厳しい残暑が続く中においても、選手はたんたんと走り込みを継続しております。

また、上記したように夏は暑さだけでなく、この湿度の高さも加味した設定タイムに調整するのが、大きなカギになります。何度も記載してきたとおり、気温や湿度をタイム換算できる指標は存在しないので、経験と感覚にたよるしかありません。

一方、暑さを避けて涼しい環境で走り込みを実施する場合は逆に、どのタイミングで暑い環境に体を戻していくかが、大きなカギになります。実は、こちらのパターンも涼しい気温から暑い気温に暑熱順化させるための具体的な日数やタイム換算した指標は存在しないので、最後は経験と感覚にたよることになります。

さて、年間を通じて強化合宿中は、毎朝5時30分に採尿して尿比重などを測定し、選手ごとの脱水状態や体調などを確認しています。もう何年も継続しているので、選手ごとの特性もつかめています。そのため、尿を見ただけで、どの選手なのかの検討もつくようになりました。

また、単に数値が脱水状態だからといって、記録などのパフォーマンスに直結しないこともわかっています。先日の強化合宿である男子選手が足の不調を訴えたので、最初から散歩程度の練習に切り替えました。

その選手は年間を通じて尿比重が高く、尿の色もかなり濃い傾向です。ところが、練習を落とした翌朝の尿は、まるで別人のように透明になり、尿比重も驚くほど低い数値に……。振り返ると、この選手は合宿期間中に練習を意図的に落としたことは、私の記憶にもほとんどありませんでした。

もちろん、私は医者でも専門家でもありませんが、常に高強度の負荷を体にかけている選手の数値は、異常値に近い感じが普通です。しかし、少しでも負荷をゆるめると、その数値は劇的に回復します……。

暑さなど過酷な環境で勝負を求められる選手にとっては、理屈抜きにそこで戦うしかありません。しかし、どんなに厳しい環境にさらされても、人の体はそれに必ず順化していきます。あらためて、理論や理屈でない世界がそこにはあるのでしょう……。

※先日の富津強化合宿中、選手に給水を渡していたら足元にタヌキが……。

11月を走る・4

【11月を走る・4】先週の土曜日から千葉県富津市富津公園において強化合宿を実施しました。今回の強化合宿は、金メダリストの道下選手、銅メダリストの堀越選手ともに参加し、ようやく全体の足並みも戻ってきました。また、両選手とも東京パラリンピック後は、トレーニング以外の忙しさも重なっていたので、「今回の強化合宿は怪我をしなければ良し」と考えていましたが、両選手ともしっかりと先頭を走っていました。「さすがはメダリスト」と、あらためて感心した次第です。

さて、話しは変わりますが、パリパラリンピックで実施される競技種目が発表されました。その結果、我々のブラインドマラソン(男女T12クラス)は東京パラリンピックと同様に実施されることが決定しました。まずはひと安心です。実は、パラリンピック実施種目は大会ごとに見直します(競技種目を減らすことが多い)。そのため、パラリンピックが終わるごとに、「我々のブラインドマラソンは、次大会も実施されるのか?」と心が休まりません。

ここで、ブラインドマラソンについての歴史を簡単に振り返ると、2004年アテネパラリンピックまでは、3クラス(T13、T12、T11)とも実施されていました。そのため、1996年アトランタパラリンピックと2004年アテネパラリンピックにおいては、T11クラスで金メダルを獲得しています。

つまり、2004年アテネパラリンピックまでは、ブラインドマラソンT11クラスは「日本のお家芸」と呼ばれるほどでした。ところが、2008年北京パラリンピックからブラインドマラソンの実施種目は「T12クラスに集約」されます。その結果、T13クラスの選手たちはパラリンピックのマラソンへの道が閉ざされ、T11クラスの選手は障がいの軽いT12クラスの選手と一緒に戦うことになったのです。

その2008年北京パラリンピックでは、日本ブラインドマラソン初の「メダル&入賞が0」と惨敗しました。しかし、そこから強化体制を立て直し、2012年ロンドンパラリンピックでは出場した男子3選手が全員入賞。続く、2016年リオパラリンピックでは、初採用された女子T12マラソンで銀メダル、男子が銅メダルを獲得するまでに復活しました。

そして、今回の東京パラリンピックにおいては、パラリンピック日本女子マラソン初の金メダル、男子は2大会連続の銅メダルと、目標どおりの結果を残すことができました。また、上記したようにパリパラリンピックでもブラインドマラソン(男女T12クラス)は実施されることが決定したので、引き続きたんたんと強化活動を継続していくことができます。あらためて、関係者の皆様に感謝です。

一方、今回の東京パラリンピックで金メダルを獲得した男子T52クラスの1500mや銅メダルを獲得した男子T46クラスのマラソンは、パリパラリンピックでは実施されないことも決定しました。ある意味、パラリンピックは厳しくて残酷な世界でもあるのです。

11月を走る・3

【11月を走る・3】先週の土曜日は、千葉県木更津市で中長距離記録会が実施されました。この記録会は昨年から開催されるようになりましたが、参加選手は地元の中高生が中心で、アットホーム的な雰囲気の記録会です。また、今年は風もほとんど無く、絶好のコンディションとなりました。

私は慣れない周回審判の大役を仰せ付かりながらでしたが、選手たちの走りをじっくりと拝見することができました。特に、中学生に注目していましたが、男子の先頭集団は相当速く、その洗礼されたランニングフォームに驚きました。

今の中学生を指導しているコーチの方々は、トレーニングに基礎的なドリルなどを多く取り入れているので、ランニングフォームが整っている選手が多く、見とれてしまう選手が多くいました。もちろん、そんな選手たちは記録も相当なものです。

一方、中学1年生でしょうか、男子1500mでも5分突破ができるか否かを争う組もありました。もちろん、身体も小さく、何もかもがこれからの選手たちですが、最後はあごが上がり、身体を大きく揺さぶりながら必死に走るその姿は、中学生時代に初めて1500mを走らされた自分自身の記憶と重なり、真剣に応援していました。

また、男子5000mと女子3000mには、富津合同練習会で切磋琢磨している仲間たちも多数出場し、慣れないトラックレースを熱走していました。そのトラックレースは、ロードレースと違い、スタートからゴールまでの細かいラップタイムや、その動きを観察することができます。

特に、今回のトラックレースでは、いつもと違う一面をいろいろと拝見することができました。また、今回の記録会に出場した仲間たちは、マラソンが最終目標なので、いわゆるスピード強化の一環となります。

「トラックレースとマラソンのどちらが苦しいか?」

既に何度もこのブログでも取り上げてきましたが、トラックレースの苦しさとマラソンの苦しさは違いますが、本当に苦しいと感じるのはトラックレースの方かもしれません。今回の記録会でマラソンとは違う苦しさや辛さを体験できたことは、間違いなく今シーズンのマラソンにつながることでしょう。

11月を走る・2

【11月を走る・2】7日の日曜日も全国で各種ロードレース大会が開催されていました。特に、全日本大学駅伝大会は大方の予想どおり、優勝候補にあげられていた駒澤大学と青山学院大学の争いとなりました。そして、2校の優勝争いは最終区間終盤までもつれ込み、僅差で駒澤大学が優勝しましたが、駅伝ファンとしては見応えのあるレースでした。

その駒澤大学は、今年の箱根駅伝は大差となっていた先頭との差を最終区間終盤で追いつき、ゴール前のスパートで優勝。一方、今大会は逆に駒澤大学を青山学院大学が最終区間で追いつき、終盤まで並走する展開となりましたが、最後は駒澤大学がもう一度突き放しての優勝。駒澤大学のアンカーに起用される選手は、メンタルが強いと感じます。

そして、どのチームにも言えることですが、駅伝のアンカーは区間順位ではなく、見た目の順位がそのままチームの最終順位になるので、ひとつでも前にいく必要があります。つまり、区間最下位でもトップでゴールすれば、チームは優勝です。しかし、区間賞を獲得しても最後に競り負ければ、チームの敗北に直結し、アンカーは責任を問われます。したがって、どんな駅伝でもアンカーを任された選手にかかる重圧は想像に難くありません。

私の昔話で恐縮ですが、現役時代に走ったある駅伝のことです。その駅伝は7区間で80k程度の距離でした。当時の監督はチームのエースをアンカーに配置し、「アンカーで60秒以内ならライバルチームを逆転できる」と、前日のミーティングで各区間の配置とそれぞれの設定タイムなどを我々に指示しました。

その駅伝で私は2区を走りましたが、序盤の遅れを挽回することはできず、悪い流れのままエースの待つアンカーにタスキが渡りました。その時点でライバルチームとの差は「65秒」。私は、自分の凡走は棚に上げ、ゴールで祈るように待っていました。そして、エースのアンカーはチームの思いを全て背負い、必死の形相でゴールを駆け抜けましたが、前を走るライバルチームには届きませんでした。しかし、ゴールでのタイム差は「5秒」……。

最終的な結果をみると、「各区間が、あと数秒ずつ速く走っていれば……」となります。これは箱根駅伝予選会などでも毎年耳にする話です。もちろん、机上の計算では確かにそうなります。しかし、どんなレースも生き物であり、状況は常に変わります。特に、駅伝はタスキをつなぎ、走者も変わるので、区間ごとにピンチとチャンスが訪れます。

ところが、アンカーには次走者がいません。つまり、アンカーを託された選手は、「個」ではなく「チーム」になります。まさに「アンカーの美学」とも言えるでしょう。駅伝ファンのひとりとして、特にアンカーの頑張りに注目し、応援したいと思います。

11月を走る

【11月を走る】先日の日曜日は、大阪で「全国視覚障がい者駅伝大会」が開催されましたが、コロナの影響で昨年は中止となっていたので、選手の皆様にとっては待ちに待った大会となりました。そして、同大会には東京パラのマラソン代表選手たちも出場し、大会を盛り上げてくれました。

また、その日は「金沢マラソン大会」も開催されました。同大会には、富津合同練習会に参加している人たちも多数参加しました。もちろん、こちらもコロナの影響を受け、久々のマラソン大会出場となった人も多くいました。

そのため、目標タイムどおりにゴールできるか否か、私の方がかなり心配をしていました。しかし、私が心配するまでもなく、出走した全員が、スタートからゴールまで冷静に自分自身の設定ペースを守り抜き、しっかりとゴールしていました。

さらに、3日は「ぐんまマラソン大会」が開催されました。同大会にも富津で切磋琢磨している仲間が出場しました。特に、40代になったKさん(男性)は、2時間40分突破を目標にスタートし、見事に目標どおりの自己新記録でゴールしました。

そのKさんは6年ほど前でしょうか、サブスリーを目標に、この富津合同練習会にも参加するようになったと記憶しております。また、Kさんは心身ともブレずに、コツコツと継続できる持ち味がマラソンにもマッチし、着実にステップアップしていきました。

Kさんの具体的なトレーニング内容は割愛しますが、身の丈をこえるような無謀なペースで走り込むようなことは、ほとんど皆無です。毎週末に実施している富津合同練習会においても、1kを4分30秒ペースと、Kさんにとってはかなりゆとりを持ったペースでの距離走です。

しかし、そのゆとりの積み重ねが大きな力(蓄え)となり、今回の快走につながったのは間違いありません。そして、これからもコツコツと地道に走り込み、さらなる記録更新を達成できると、期待しております。

10月を走る・4

【10月を走る・4】10月23日から実施した強化合宿は無事に終了。今回、東京パラで銅メダルを獲得した堀越選手も強化合宿に復帰し、久々に苦しんでいました。また、次のパリパラは3年後に迫っており、東京パラを1年延期した影響がいろいろと見えてくるのも、まさにこれからでしょう。

特に、東京パラに出場し、次のパリパラも視野に入れている選手たちにとっては、心と体をゆっくりする時間はあまりないかもしれません。たった1年の延期でしたが、これまで積み重ねてきた経験とノウハウが微妙にズレ、そのほころびが想定外に大きくなっていく可能性もあるからです。

いずれにしても、心身ともに健康第一で取り組んでほしいと願っております……。

さて、23日は箱根駅伝の予選会が実施されました。その翌日の24日は富津公園においても、箱根駅伝に出場するいくつかの大学がトライアルを実施していました。その中には前日の予選会を通過した国士舘大学と神奈川大学の姿もありました。

もちろん、その予選会を走った選手たちの姿はありませんでしたが、チーム一丸となって箱根駅伝を目指す足並みはしっかりと揃っていました。これも毎年のことですが、この時期になると、富津公園では箱根駅伝を目指す各大学の姿が多くなります。

また、全日本大学駅伝大会が近づいていることもあり、トレーニング内容もより実戦に近い、トライアルのようなハードなものが多くなっていると感じます。そして、その選手たちが疾走する姿は、いわゆる厚底シューズの影響もあるのか、まさにぶっ飛んでいます。

駅伝ファンのひとりとしては、「今年は〇〇大学が強い」「〇〇大学は厳しい」など、勝手なことを話す時期ですが、箱根駅伝には各大学ともたったの10名しか出場できません。また、どの大学にもその何倍もの選手たちがメンバー入りを目標に、日々過酷な競争を繰り返しています。

そのため、富津公園でトライアルをしているどの大学の選手たちも、まさに死に物狂いで走っています。もちろん、それは至極当然のことですが、年々加熱している箱根駅伝を目指す選手たちは故郷の期待など、相当なプレッシャーを背負っています。それはある意味、日本代表選手よりも過酷かもしれません。

単に駅伝ファンのひとりなので偉そうなことは言えませんが、心身ともに健康第一で取り組んでほしいと願っております……。

10月を走る・3

【10月を走る・3】先週は気温が高くて走り込むには厳しいと、話しをしましたが、今週は逆に気温が一気に下がりました。まさに体調管理の難しい季節です。また、今週末からは、本格的な駅伝シーズンがはじまります。駅伝ファンとしては、わくわくする季節の到来ですが、出場する選手の皆様、関係者の皆様においては、体調管理には注意してほしいと思います。

また、一般のマラソン大会も少しずつですが、復活してきた様子です。もちろん、富津合同練習会で切磋琢磨している中にも、それらのマラソンを目標にしている人たちもいます。しかし、久々にマラソンを走る人も多いので、今の調子や走力を自分自身で把握しきれていない人も、多いかもしれません。

やはり、夏以降の走り込みが計画的に推移してきたか否かが、その目安のひとつになると思います。まずは冷静に振り返り、現在の調子や走力を把握することからです。なかにはコロナの影響で、夏以前からも走り込めていない人もいることでしょう。そんな人は、初心にかえって素直に完走を目標にするのが賢明かもしれません。

反対に、大会が無い中においても、ストイックに走り込みを継続してきた人は、蓄えてきた力を存分に発揮できるチャンス到来です。特に、ここから最後の調整に入る人は、トレーニングの質をキープしながら量を落とし、自己記録更新を狙える調子に仕上げてほしいところです。

また、年末以降に開催される各地のマラソン大会の開催要項なども見えてきたので、出場可能な大会への申し込みと、それに向けた目標の設定を明確にしていくことが可能になりました。特に、次の目標を年明けの2月から3月のマラソン大会に設定している人にとって、本格的な走り込みを開始するには、今が最適なタイミングとなります。

つまり、場当たり的なトレーニングに陥らないよう、計画的にじっくりと走り込める時間があります。更に、自身の課題とそれを克服するための具体的なトレーニング方法などを吟味することも可能な時間があります。

繰り返しになりますが、コロナなどの影響でブランクのある人ほど、あせらずじっくりと走り込んでいきましょう。富津公園でお待ちしております!

10月を走る・2

【10月を走る・2】10月に入りましたが、気温が30度前後になる日もあり、走り込むには厳しいコンディションです。そんな中、いつもの千葉県富津市富津公園で強化合宿を実施しました。

目標はパリパラになりますが、東京パラという山の頂を目指したときと同じように地道な強化が必須であり、それを継続していきます。しかし、現時点の立ち位置は、その山頂も見えない山のふもとからも更に離れた場所になるでしょうか。

そして、これからその山を攻略していくためのルート探しや、途中に待ち構えている難関を調査する最初の段階になりますが、今はその山全体の姿すら確認することもできません。もちろん、最初から本命の大きな山を攻略していくことはできません。

東京パラのときと同様、途中に大小の山があり、それを乗り越えていかないと、本命のパリパラという山には辿りつけないのです。そして、その最初の山となるのは、12月に開催される「防府読売マラソン大会」になります。

同大会は、パリパラの位置から見ると、最も離れた山となりますが、ここをうまく登れた選手は勢いがつきます。特に、東京パラの代表に届かなかった選手たちにとっては、いろいろな意味で最初のチャンスです。

しっかりと走り込んで、最初の山に挑んでほしいと願っております。

10月を走る

【10月を走る】本格的なマラソンシーズンに向け、各地の練習会などが盛り上がってくる季節に入ってきました。と、いいながら秋以降の各種マラソン大会の動向も不透明な状況が続いています。

もはやモチベーションを維持しようとすることも、既にあきらめた人もいるかもしれません。目標としていたマラソン大会がことごとく中止や延期に追い込まれ、その目標の「的」が次々に無くなれば、どんな人でもやる気をなくします。

また、的が無くなれば走る目的もかすみ、練習会などからも足が遠ざかります。更に、その練習会に参加しなくなると、仲間の走る姿から刺激を受けたり、直接語り合う機会も激減し、ランニングを通じて仲良くなった友人とも疎遠になっていきます。もちろん、SNSを通じて、それらを補うことはある程度可能でしょう。

しかし、ランニングは単調なスポーツなので、SNS上にアップされている各種コメントやどの動画も、最終的には同じような内容に終始し、ここでもマンネリ化に陥っていきます。その結果、ランニングに関するSNSからも遠のいていくのでしょうか(個人的な感想)。

さて、今月から富津合同マラソン練習会も本格的に再開しました。3日の練習会では、久々にお会いした人もいました。やはり、直接お話しをすると、お互いのモチベーションは高まります。同様に、元気に走っている姿を拝見すると、こちらも元気になってきます。

先日、富津公園でジョギングをしているとき、実業団の強豪チームである「HONDA」が、全員で集団走を実施していました。見るからにかなりのハイペースでしたが、一糸乱れぬその集団の足取りに見とれてしまいました。「なんて強いチームだ!」と……。

やはり、その現場に直接足を運び、直接語り合い、直接見ることは、モチベーションを高め、継続していくための最もシンプルで最善な方法なのでしょう。かくいう私もランニングにかかわって数十年経過しましたが、飽きもせず継続できている最大の理由はそこにあると考えます。

そして、マラソン大会という的がかすんでいる今だからこそ、あえて練習会そのものを的にし、純粋に仲間と一緒に走り続ける喜びを目標にすることも、正しい選択のひとつといえるでしょう。

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