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2025-01-11
2024冬を走る・6
- 2025-01-11 (土)
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【2024冬を走る・6】2025年の富津合同マラソン練習会がスタートしました。と、言いながら今年も何か変わった点などありませんが……。さて、この練習会をはじめたのは2003年だったので、すでに20年以上続けていることになります。
私は、当時の東京国際女子マラソンに出場する女性市民ランナーたちのコーチをお願いされたのをきっかけに、市民マラソンの世界と向き合うようになりました。もちろん、当初はコーチと言っても特段何かをするわけでもありませんでしたが……。
また、当時の私は「サブスリー」と言う言葉があることも知らず、「そんなタイムなら誰でも走れるだろう」と考えていました。ところが、東京国際女子マラソンに出場した彼女たちのゴールタイムは、サブスリーからは程遠く、自己記録の更新すらできませんでした。
ゴール後、彼女たちは「コーチをしてくれたのに申し訳ありません」と泣いているのです。こちらとしては、何かをしてあげた思いは一切なく、逆に本気で速くなりたい気持ちに答えることができず、自分自身のいい加減な対応を深く反省しました。
そんなことをきっかけに、今の富津合同マラソン練習会をはじめたのです。もちろん、当初の参加者はその彼女たちだけでしたが……。また、当時の私はそれなりに走力も残っていたので、私自身がペーサーをしていました。同時に、自分のために出場していたマラソン大会などは全て封印し、裏方に徹することも決めました(これ以来、自分のレースは走っていません)。
今となってはなつかしい思い出ですが、当時はマラソンブーム前だったこともあり、マラソンに挑戦する一般の女性が少なかったのは確かです。しかし、彼女たちはコツコツと走り込みを重ね、数年後には全員が「2時間50分突破(サブエガ)」を達成しました(もちろん、シューズは薄底です)。
その後も各地のマラソン大会に帯同していると、沿道などで応援することの面白さや充実感を知ることにもなりました。そして今のところ、自分自身のために「マラソン大会を走る」などとは思わなくなり、完全にマラソンファンクラブ(?)の一員になりました。
2025年の今年も、市民ランナーの皆様が激走する雄姿を沿道やゴールで応援します!
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