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2025春を走る・4

【2025春を走る・4】2024年度も終わり、間もなく新年度がスタートします。今年度は何と言っても「パリパラリンピック」が開催されました。そして、皆様方のご支援のおかげでメダルを獲得することができました。あらためて、厚く御礼申し上げます。

さて、今年度最後の強化合宿をいつもの千葉県富津市富津公園で実施しましたが、今年度も通算で100日以上の合宿を継続することができました。また、年間を通じて強化合宿を100日以上も実施しているパラ関係の競技団体は、他にはないかもしれません……。

果たして、費用対効果と言う視点で振り返ったとき、年間を通じて100日以上の合宿が必要か否かの判断は、実はとても難しい。一方、視覚障がいランナーがそれぞれの地元において、長期展望に立った戦略のもと、計画的かつ効果的なトレーニングを日々積み重ねていくことができるか否かの判断は、実はもっと難しく、不確実性が高いとも言えます。

その主な理由としては、日々のトレーニングに不可欠な伴走者(ガイドランナー)を確実に確保していけるか否かはもちろん、世の中は目での確認が不可欠な情報が氾濫しているからです。そのため、視覚障がいは「情報障がい」とも言われており、健常者が目から得ている情報がほぼ遮断されていることで、多くの情報などをリアルタイムで取得することが難しいのです(弱視ランナーもほぼ同じ)。

特に、マラソンなどのスポーツには必ず動きなどの動作が伴います。例として、ランニングフォームについて学ぶとき、一般ランナーはお手本となるランナーのフォームを見て、それを真似ることからスタートします。ところが、視覚障がいランナーはそれが難しく、良いフォームの特徴を耳で聞いて、それを頭で解釈しながら実践することになりますが、そのことがどれだけ難しいことかは想像に難くありません(ほぼ不可能)。

また、一般ランナーは、マラソンや駅伝観戦を通じて、トップランナーがどんな体型(体が絞れている)をしていて、どんなスピードで走っているのかを、直接目で確認することができます。その結果、どれほどの努力(走り込み)をしないと、その域に到達しないかをリアルに感じることが可能です(他者との比較)。ところが、視覚障がいランナーの場合、特に動きを伴うマラソンなどに関しては、この「他者との比較」が難しいことが、実は大きなハンディにもなっているのです。

以上、長くなりましたが、上記してきた実例などからも、視覚障がいランナーが専門的なマラソントレーニングの理論や実践を取得すること。さらに、パラリンピックを目指す上での必須情報などは、直接対面しないと正確に受け取ること(理解すること)が極めて難しいことは今も昔も変わらないのです。したがって、強化合宿(皆で集まる)を通じて繰り返しそれらを実践していくことが、実は最も効果的で効率的な手段のひとつと考えるのです。

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