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2025夏を走る・7

【2025夏を走る・7】今週は毎年恒例の北海道北見市において強化合宿を実施しております。また、この合宿期間中に日本陸連が主催するホクレン・ディスタンスチャレンジ2025大会が開催されており、同大会の北見大会(第4戦)と網走大会(第5戦)に、「視覚障がい5000m」を実施頂いております(これも毎年恒例)。

まずは、毎年ご尽力頂いている北見市並びに大会関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

さて、今シーズンの前半は、特にスピード強化に重点を置いて取り組んできました。その総決算として上記した北見大会と網走大会の5000mをターゲットにしてきました。ところが、大会直前にパリパラリンピックにマラソンで出場した主力選手たちが次々と体調不良に陥るなどして離脱……。

そんな状況に陥りましたが、北見大会に出場した選手は3名(男子1、女子2)。幸い、強化指定選手の中においては、男女とも期待の若手選手は含まれています。特に、今シーズン自己記録を連発してきた男子若手の大石選手に期待していました。

視覚障がい5000mのスタート時間は、「18時00分(男女ミックスレース)」。天候は曇り、気温も28度と、この時期にしてはまずまずのコンディションと思われましたが……。そして、レースは我々の強化スタッフでもある中田氏が、ペースメーカーとして大石選手を先導しました。

ところが、1000mあたりから早くも発汗量が多くなり、2000mを通過するとかなり苦しい状況に……。そして、3000m以降は更に苦しい状況に陥りましたが、何とか粘り倒してゴール……。コンディション的には、「気温の割には曇っていたのでまずますかな」と思っていましたが、湿度が意外と高く、その影響があったようです(その後実施された一般男女5000mも苦戦していた)。

あらためて、今回の北見大会は、期待していた男女若手選手が自己記録を達成することはできませんでした……。そんな中、今年61歳になる藤井選手が快走しました。そんな書き方をすると、まるで期待していなかったように感じますが、今回もその快走に驚いたのは事実です。

藤井選手は、東京パラの視覚障がいマラソン女子で5位入賞を達成した実績のある大ベテラン選手です。しかし、同選手はいつもレース前は消極的で、「今回はあかん(関西人です)」を連発するのが口癖です。もちろん、今大会前もそうでした。

ところが、藤井選手はレース後半になると無類の強さを発揮します。具体的には、どんなコンディション下のレースにおいても、後半はビルドアップしてゴールします。つまり、苦しい状況に追い込まれるほど、強気な性格に豹変していく「生まれながらのファイター」なのです。今回も3000mから怒涛の追い上げを見せ、見事なセカンド記録を達成!

一方、我々の次世代選手に欠けている大切な部分でもあるこの「ファイター精神」。苦しさを伴う長距離・マラソン競技だからこそ、その精神が必須であり、藤井選手から学び取ってほしいところなのです。

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