- 2025-12-09 (火) 16:35
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【2025冬を走る・2】今年の防府読売マラソン大会は、男子の大会新記録が出るなど、記録ラッシュの大会となりました。おかげさまで、ブラインドマラソンの部(IPC登録)においても、3選手が自己新記録を達成しました。
まずは、大会開催にご尽力頂いた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、今大会の中で、パラリンピック知的障がいクラスの高山選手が、そのクラスの世界新記録を達成しました。高山選手は山口県の選手で、この防府読売マラソン大会は、毎年のように出場しています。そして、地元で開催される同大会での世界記録達成は悲願だったことでしょう……。
そんな高山選手は、トラックよりもロード。そして、ハーフよりもマラソンと、距離が長くなるほど、強さを発揮している選手です。ところが、パラリンピック種目を確認すると、知的障がい選手は、男女ともトラックの1500mまでしかなく、長距離・マラソンは実施種目から外れています。
同様に、東京で開催されたデフリンピックに出場した聴覚障がい選手たちもパラリンピックに出場することはできません(聴覚障がいはパラリンピックから外れている)。このように、パラリンピック出場を目指す上で最も重要なことは、自分の専門種目がパラリンピックで実施される種目に該当するか否かの確認こそが、何よりも優先されます。
例えば、視覚障がいクラスの中長距離種目においても、トラックの男子5000mは実施種目ですが、女子5000mは実施されません(1500mとマラソン)。同様に、2024パリパラで実施された種目でも、2028ロスパラから外されることになった種目もあります……。
あらためて、ひと昔前と違い、パラスポーツも大きな注目をされるようになりました。これにより選手たちのモチベーションも大きくなったのは間違いありません。本当にありがたいことです。
一方、上記したように「自分たちの種目がパラリンピックから外されるかもしれない?」と、選手たちはもちろん、パラ強化活動に携わっている関係者も常に戦々恐々としているのも、また事実なのです(外されれば全てリセットされます)。
と言いながら、パラ強化活動を継続していくためには自己記録を更新していくことが、最重要な点は今後も不動です。今大会において、高山選手が見せた「世界記録更新を狙った攻めの走り」を、ブラインド選手たちも見習わなくてはいけない……。
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