- 2025-10-24 (金) 9:49
- 未分類

【2025秋を走る・8】先日の土曜日は箱根駅伝予選会、日曜日はレガシーハーフマラソンと、注目の大会が開催されました。特に、箱根駅伝予選会は今年も天国と地獄が隣り合わせになった厳しいレースでした(安田の感想)。
そして、その箱根駅伝予選会のトップ通過は「中央学院大学」。一方、無念の11位となったのは「法政大学」でした。また、どちらの大学も千葉県富津市富津公園で最後の調整をしていたので、個人的にはどちらの大学も応援していました……。
さて、箱根駅伝予選会終了後、ネットニュースがたくさん掲載されていました。もちろん、中には興味深い内容の記事もありました。特に、中央学院大学の川崎監督のコメントはとても参考になりました(同監督のコメントはいつも参考にしております)。
具体的には、箱根駅伝予選会を攻略するためには必須とも言われている「集団走」を、川崎監督は「今回は選択しなかった」。また、「今の子たちはすきなようにやらせた方がのびのびできる」。同時に、「3番以内通過を目標にするならトップを取るつもりで走れ」とも言い続けていたようです。要は、好きなようにさせながらしっかりと手綱をしめていた。
一方、法政大学の坪田監督は、レース直後のテレビインタビューに対して「たぶん大丈夫」とコメントしてました(私もテレビ中継の中で耳にしました)。もちろん、ゴール地点の中継を拝見していると、そう感じた駅伝ファンの方も多かったのでは……。
川崎監督はご存知のとおり、1985年に順天堂大学を卒業するのと同時に、中央学院大学の常勤助手となり、駅伝部コーチに。そして、1992年監督に就任し、1994年に箱根駅伝へ初出場を果たす。今では同大学を箱根駅伝常連校にまで育て上げた名監督です(今の箱根駅伝においては、数少ない「たたき上げの監督」)。
あらためて、どの大学も箱根駅伝予選会通過を想定した戦略に沿った日々のトレーニングと、予選会通過を想定した当日の戦術で勝負します。その指揮を担う各大学の監督は、想像を絶するプレッシャーを背負いながら挑んでいるに違いありません。
「過去の実績に沿った戦術で挑むのか?」。川崎監督のように、「過去の成功体験を白紙に戻して挑むのか?」。もちろん、どちらの戦術が良し悪しかを決めることはできません。しかし、長く携わってきた人(監督)には、その判断(直感)を正しくできる何かがそなわっているのは確かなようです……。
- Newer: 2025秋を走る・9
- Older: 2025秋を走る・7
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- https://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=8334
- Listed below are links to weblogs that reference
- 2025秋を走る・8 from 安田享平のランニングライフ
