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2020-12-15

冬を走る・4

【冬を走る・4】今週末の日曜日は、防府読売マラソン大会です。ついに大会当日まで1週間を切りました。まさに最終調整です。

既に、何度も話してきたとおり、ここからは余計なことをしないで、疲労回復させることが最大の目的となります。もちろん、「そんなことはわかっている」と言われますが、何度もマラソンを走ってきているベテラン選手でも大会1週間前になると、心が不安定な状態に陥り易くなります。

そして、残念なことに心が不安定に陥ることによって、今まで気にもならなかった小さな情報までを拾えるように開眼し、余計な行動へといざなうのです。そのよくある具体例として、急に最新の治療(マッサージやストレッチなど)を受けに行ったり、どこかの国や選手間ではやっている飲料水やサプリメントを急に取り寄せるなど……。

「皆さんは大丈夫でしょうか?」

また、SNSなどを通じて大会当日まで届き続ける励ましや応援のメッセージに対し、いちいち返信をしたり、熟読しながら一喜一憂したり……。純粋に応援してくれるメッセージなら問題ありませんが、次のようなメッセージが届いたらどう考えるでしょうか。

「今回はダメだと思うけど、最後まで頑張ってね!」

所詮は他人事です。相手を一生懸命元気づけようと送っているにも関わらず、微妙なメッセージを送り付けてくる人は多いものです。また、大会1週間前は練習も極端に落としていくので、時間を持て余し、余計な思考に陥るスキ間もできます。

更に、それらをうまく乗り切ったときに限って急に仕事が舞い込み、木曜日から外せない残業や出張が入ったりするものです。職場の上司や同僚から次のようなことを言われたらどう対応するでしょうか。

「〇〇さん、今度の日曜日を休むなら土曜日まで大丈夫だよね?」

やはり、所詮は他人事です。走ることに興味のない人にとっては、悪気も悪意もありません。また、この大会のために何ヶ月も準備をしてきたことなど誰も知る由もありませんが、直前の外部要因によって調子を崩される可能性は多分にあるのです。そして、そのスキ間に落ち込まないために、どのように考え対応していくかは、あなた次第です!

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