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2018-09

アジアパラへ

【アジアパラへ】10月6日からインドネシア・ジャカルタにおいてアジアパラ競技大会が開催されます。日本ブラインドマラソン協会・強化指定選手からも6名の選手が日本代表選手として参加します。

しかし、アジアパラの陸上競技にはロード競技であるマラソンは実施されません。そのため、代表に選ばれた選手たちは、トラック種目の1500mと5000mに出場します。特に、T11クラスの和田選手、T12クラスの堀越選手は前大会のチャンピオンです。

その前大会(仁川大会)において和田選手は、T11クラスの800m(※)・1500m・5000mの3冠を達成し、堀越選手はT12クラスの1500m・5000mの2冠を達成しております。両選手においては連覇が掛かっていますが、ここまでトレーニングも順調に消化し、調子も好調です。※800mは今大会では実施されません。

もちろん、他の4選手も好調です。

来週の10月3日に渡航しますが、まずは体調管理を第一に、ベストな状態でスタートに立てるよう現地での調整をしていきます。

皆様方のご声援をお願い申し上げます。

地道に継続

【地道に継続】先日の3連休を活用し、長野県上田市菅平高原において合宿を実施しました。今年も4月末のゴールデンウィークから菅平高原での走り込みを重ねてきましたが、今年の菅平合宿は今回が最後となりました。

最後の菅平合宿も、内容的にはいつもと変りなく、40k走を軸にクロカン走やトラックでのスピード練習と、積極的に走り込みを実施しました。また、同地での合宿については、これまで長年の経験や実績を十分に蓄積しており、特に9月の菅平合宿で実施する40k走は個々の状態をある程度正確に把握でき、秋以降の予測をすることができます。

今年は昨年以上に、40k走をしっかりと走れていた方が多かったので、秋以降のマラソンで自己記録更新を期待できる方も多いような予感がします。何れにしろ、これからの走り込みが重要なポイントになってくるのは言うまでもありません。

また、今年から峰の原高原クロスカントリーコースに全天候型コースも新設されたので、雨天時でも安心して走れるようになった点も特筆でした。菅平高原は涼しい分、標高も1000mをこえているので、距離走を実施すると呼吸が苦しくなり、うまく走れない方もいます。

そんな方はゆっくりでもクロスカントリーコースを走ることで、脚つくりになっていましたが、雨が降ると走れないことが多々ありました。しかし、今年はどんなコンディションでも安心してクロスカントリーコースで走り込みができるようになった点は、本当に良かったと思います。

更に、今月17日を最後に唯一の陸上競技場も大掛かりな回収工事に入りました。来年は、リニューアルした陸上競技場で質の高いトレーニングもより確実に実施できるようになります。

さて、これから秋も深まり、関東や千葉県でも涼しくなっていきます。そして、今月末から来年3月までは千葉県富津市富津公園での練習会が走り込みの中心になります。もちろん、この富津合同マラソン練習会も15年以上の経験と実績があり、十分にノウハウを蓄積しています。

今年の富津合同マラソン練習会も老若男女問わず、自己記録更新を目指して地道にたんたんと走り込んで行きます。

厳しい残暑

【厳しい残暑】9月7日から千葉県富津市富津公園において日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を実施しました。さて、8月までは暑さを避け、涼しい場所で合宿を重ねてきましたが、9月から来年3月までは拠点であるこの富津で強化合宿を重ねていきます。

毎年のことですが、9月は残暑が厳しく、千葉県富津市においても30度をこえる日があります。案の定、この合宿中も30度をこえる日が続き、メイン練習である30k走は厳しいコンディションとなりました。

2年後の東京パラリンピックのマラソンと同時期である今回の合宿は、本当の意味で2年後をシュミレーションした状況となりました。なぜなら、記録的猛暑となった8月は、連日35度をこえる日が続きました。

ところが、9月に入って涼しくなる日が数日続き、今回再び30度をこえました。その結果、実際の気温は30度までだったのですが、8月の猛暑以上にダメージを受けた選手が多かったからです。

夏前から苦労して身体を暑熱順化させてきたのですが、同じ場所で楽な状態(涼しい)が短期間でも入ると、身体はあっと言う間に楽な方に順化します。科学的な理論は別にしても、実際に30k走を実施した選手たちはそのような状態でした。

暑い日も連日続けば良いのですが、季節の変わり目のように気温の変動が日々大きくなる時期は、逆に暑さ対策も少し見方を変える必要があると感じました。

さて、これから季節は涼しい方向へ移っていくので、暑さ対策からは一旦離れますが、暑い中で強さを発揮するために、ここからは速さを追求していきます。

つまり、夏マラソンでゆとりを持って走り切るためには秋から冬のマラソンで速さを追求し、自己記録を更新しておくことが必須条件になります。

実はこれも重要な暑さ対策につながるのです。

秋の走り込み

【秋の走り込み】今年も9月に突入しました。記録的猛暑だった夏から本格的な秋へと季節は移っていきます。と、言いながら9月も猛暑が厳しく本格的な距離走やペース走を実施していくには厳しいコンディションは続きます。

また、来年1月以降のマラソン申込がはじまる時期でもあり、トレーニング計画を考える前に「大会申込ありき」なのが今の時代です。まずは大会申込みを確実に実行しましょう。

さて、9月は本格的なマラソンシーズンへの入り口に当たる月です。夏の間は「ゆっくり長く」をメインに走り込んできた方が多かったと思います。特に、この「長く」は距離よりも時間を指し、長い時間をゆっくり走り込むことで土台となるスタミナ養成をしました。

9月からの走り込みも、残暑の影響もあるので「ゆっくり長く」が軸になりますが、9月からの「長く」は時間から距離にシフトしていきます。つまり、30kなら30kを、ペースを落としてでも確実に走り切ることを目指します。

9月も富津練習会を軸に走り込んでいきますが、毎年9月は無理に設定ペースを上げて、途中で失速する姿を多く見受けます。もちろん、誰にでもあり得ることなので、次回の練習会で修正すれば良いのですが、同じことを繰り返し、そのまま目標のマラソンも失敗する方もいます。

大きな理由のひとつとして、9月に入ると、10月以降のマラソンが急に身近に感じてくるからです。そのため、日々の練習も気持ちばかり先行し、どの練習も最後は失速する「負の連鎖」に陥るからです。

これは年間を通じて共通することですが、まずは確実にやり遂げることが大切です。その積み重ねがマラソンにつながります。あたり前のことですが、9月に入ると頭で理解していることと、行動していることが大きく乖離し易くなると感じます。

「ゆとりを持って走り込む」

これは簡単なことのようで、最も難しいことです。それは勇気も必要だからです。つまり、周りの練習に惑わされす、ぶれない強い心を持ち続けることが必須になるからです。今年の9月は、自分自身としっかり向き合うことから…。

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