Home > Archives > 2014-11

2014-11

新しい挑戦!

H26-11-24 033

【新しい挑戦!】去る11月22日(土)から11月24日(月)までの3連休は天候にも恵まれ、全国各地でマラソン大会やランニングイベントが数多く開催されていました。かくいう私の3連休も、東京、茨木、大阪とランニング・イベント会場を転々としてきました。

22日の東京はトラックでの「5000m記録会」、23日の茨木は「つくばマラソン大会」。そして、24日の大阪は「駅伝大会」と、3日間で違う種目をそれぞれ経験する珍しい遠征となりました。

なかでも23日のつくばマラソン大会には、私の選手(市民ランナー)も多数出走しました。そして、それぞれが自己記録に挑戦し、最後まで粘り強い走りを見せてくれました。特に、今回は男子マラソンに22歳の若手選手(市民ランナー)が初マラソンに挑戦するなど、楽しみな大会でもありました。

さて、空前のマラソンブームが続いていますが、実は実業団や学生を見ても20代前半でマラソンに挑戦する選手は少なく、同様に市民ランナーでも20代ランナーは極端に少ないのが現状です。だからこそ、20代前半からマラソンに挑戦することは、いろいろな意味でチャンスが多いと考えます。

今回送り出した、22歳の選手(市民ランナー)もそんな期待と夢を持っての初マラソンでした。当日は快晴となりましたが、気温は高く、先頭集団も次々に失速していく厳しいコンディションでした。そんな厳しい状況の中、初マラソンとは思えない終始落ち着いて設定どおりのラップタイムを刻み、堂々の7位でゴールしました。

今の時代、20歳前後の若者が仕事をしながらマラソンに挑戦している姿は、ランニングブームと言いながらほとんど目にすることはありません。今回、見事に初マラソンを走りきった彼が、公務員ランナーである川内優輝選手のような気概を持ってこれからも躍進してほしいと願っております…。

第6回横浜国際女子マラソン大会

H26-11-16 005

【第6回横浜国際女子マラソン大会】11月16日(日)、第6回横浜国際女子マラソン大会が開催され、今年も多くの女性ランナーが華麗な走りを披露しました。この大会は1979年に東京でスタートした東京国際女子マラソン大会から継承された世界屈指の女子マラソン大会ですが、残念ながら今年で幕を下ろすことになりました。

私にとってもこの大会は、2002年東京国際女子マラソン大会からの縁であり、私が市民ランナーのコーチをさせて頂く切っ掛けとなった大切な大会でもあります。同時に、この大会を通じて市民ランナーを指導していくことの難しさと喜びを学びました。

最後の大会となった今回も、5名の選手(市民ランナー)を送り出すことができました。中でも14位でゴールした山口選手(AC・KITA)は日本人8位となり、日本陸上競技選手権大会女子マラソンも兼ねていたので、8位入賞の表彰を受けました。まさに有終の美を飾ることができました。

その山口選手も初マラソンは、この横浜国際女子マラソンの第2回大会でした。当時も自信を持って送り出しましたが、マラソンの洗礼をもろに受け、最後は歩くようにゴール。そのまま、医務室テントに運ばれたことも、今となっては良い思い出です…。

その時のゴールタイムは「3時間3分」でしたが、今回は「2時間42分33秒」と、このコースでの自己最高タイムでした。彼女にとってもこの大会は、マラソンのイロハを学んだ「マラソン学校」のような存在だったに違いありません。

来年以降も必ずどこかで開催してほしいのと、ここまで受け継いできた伝統を継承してほしいと切に願っております。

参加されたランナーの皆様、大会関係者の皆様、沿道から応援の皆様、ありがとうございました。

大分国際車いすマラソン

H26-11-9 016

【大分国際車いすマラソン】11月9日(日)、伝統の大分国際車いすマラソンが開催されました。天候は雨と、車いすにとっては悪コンディション下でのスタートとなり、男子はスイスのマルセル・フグ選手が大会5連覇、女子もスイスのマニュエラ・シャー選手が大会2連覇と、今年も海外選手の強さが際立った大会でした。

男子のマルセル・フグ選手は、スタート直後から世界記録を上回る積極的な走りで2位以下を圧倒。特に、悪コンディション下では、早い段階で独走に持ち込む展開がより確実に勝利できます。この勝利の方程式にキッチリはまった形となり、マルセル・フグ選手の圧勝でした。

もちろん、日本選手たちも2位争いを展開しながら必死にマルセル・フグ選手を追いましたが、逆に離される一方となりました。実は、こちらも悪コンディション下ではよくある集団で追いかけるが故に負の連鎖にキッチリはまった形となり、最後まで誰も抜け出すことはできませんでした。

終始安定したフォームで高速ラップを刻んだマルセル・フグ選手の走りは、技術的な部分はもちろんですが、豊富な走り込みに裏打ちされていると強く感じました。

同時に、今回大差を付けられた日本選手たちは、出足からマルセル・フグ選手を簡単に逃がしてしまった点が最大の敗因であり、逆に十分勝機はあるとも感じました。

最後になりましたが、悪天候の中、大会を支えていただいた関係者の皆様、沿道で最後までご声援いただいた地元の皆様に厚く御礼申し上げます。

絆・24

H26-11-3 083

【絆・24】11月1日(土)から11月3日(月・祝)までの3連休を活用し、日本盲人マラソン協会主催の強化合宿を千葉県富津市において実施しました。今回の強化合宿は、12月のマラソンに向けた走り込みが主な目的でした。具体的なトレーニング実施内容は下記のとおりです。

◆11月1日(土)/午後:各自調整ジョグ+1k走。◆11月2日(日)/早朝:各自調整ジョグ/午前:40k走/午後:各自調整ジョグ。◆11月3日(月・祝)/早朝:各自調整ジョグ/午前:1k×10本/午後:解散。

また、上記以外に1日(土)の午後に栄養講習会と、2日(日)の午後にアジアパラ報告会を実施しました。栄養講習会については今回で2回目となり、選手からの質問も多くなりました。また、アジアパラ報告会は、見事2冠に輝いた堀越選手と帯同した中田コーチからの報告だっただけに、内容もわかり易く充実していました。

このように、合宿だからと言って単に走り込むだけでなく、他人の話しを聞いたり、新しいことを学ぶ機会を取り込むことは重要です。同時に、繰り返し継続していくことも必要です。

特に、ランニングブームの影響もあり、逆に理論(知識)ばかりを詰め込んで肝心の走り込みをおろそかにしている市民ランナーは意外に多いと感じます。大切なことは、自身の経験(走力・走歴)にマッチングした理論(知識)を身につけていくことだと考えます。

例えば、「マラソンのスタート何時間前までに何を食べたら良いのか?」と、今回の講義でもあらためて話題になりました。もちろん、一般的な栄養学からの模範解答はありますが、突き詰めていくと、個々にその時間や食事内容は違ってきます。また、違って当然です。

そして、その独自のノウハウを構築していった選手が、国際舞台でもより安定したパフォーマンスを発揮し、メンタル面も強いと言われるようになるのです。

今後も強化合宿を通じて、理論(知識)と実践(トレーニング)をマッチングさせていき、国内外のどんな大会に出場しても絶対にブレない個々のノウハウを構築していきます…。

Home > Archives > 2014-11

Search
Feeds

ページの先頭へ