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マラソン Archive

秋を走る・2

【秋を走る・2】厳しい残暑が続いていましたが、一気に秋めいてきました。先日の19日からの強化合宿も暑さに苛まれることもなく、計画どおり順調に走り込むことができました。

さて、秋から冬にかけて開催されるマラソン大会の動向もかなり見えてきましたが、予想どおり厳しい状況です。既に年内のマラソン大会は全国的に自粛方向になっており、開催を表明している大会も参加基準を引き上げる傾向です。

また、年明けのマラソン大会についても、既に中止や延期を表明している大会が多いのも確かです。全国のマラソン大会もブームから定着へと移行していただけに、個人的には残念な気持ちです。と、言いながら今の状況が永久に続くこともないでしょう。月並みな言い方ですが、これまで同様、コツコツと走り込んでいくしかありません。

特に、マラソンに必要なスタミナ(持久力)は、身に付けるには年単位の地道な走り込みが必要ですが、手を抜き出すと目に見えて落ちていく傾向にあります(私の経験上)。そのため、「ここで休んだらもったいない」と思えるか否かは、大きなわかれ目になるかもしれません。

また、毎年目標にしてきたマラソン大会が無くなることは、走り込む目的やモチベーションを維持していくことすら難しくなっていくでしょう。つまり、落ちていく気持ちをどのように高めていくかの工夫も求められます。

マラソン大会を開催するか否かの判断は、最終的には主催者が大会当日に決めることもできます。しかし、そのマラソン大会で自己記録を更新するためには、計画的な走り込みの継続や心身ともに健康な状態を長期継続することが不可欠になります。つまり、マラソン大会に出場するための準備は手を抜けないのです。

先の見通しが立たないことに力を費やすことは確かに無駄なことかもしれませんが、マラソンは長期的な準備がないと結果を残すことはできません。また、この先のマラソン大会がどのようになっていくかは誰にも予想することはできませんが、自分自身の走力を維持・向上させられるか否かは自分自身で確実にコントロールできます。

いつも無視してきた弱い部分の自分自身と向き合える絶好の機会かもしれません。

秋を走る

【秋を走る】今週末から千葉県富津市において強化合宿を実施します。同地も朝晩は多少涼しくなってきましたが、日中はまだまだ蒸し暑く感じる日が多く、走り込みには厳しいコンディションが続いています。

また、私が現役時代だったころは、9月中旬に入るとグッと走りやすい季節に入っていったと記憶しています。しかし、近年は10月に入っても気温が20度をこえる日が多く、秋から冬のマラソンを目標にした走り込みにも関わらず、「暑さ対策?」が必要になってきたとも感じます。

しかし、次の目標となる12月20日開催の防府読売マラソン大会までは、3ヵ月間あるのでしっかりと走り込みができます。また、その間は前述したように気温が高くなる日も予想できますが、じっくりと取り組んでいきます。

さて、秋からの走り込みも夏の走り込み同様、距離走がメインになりますが、夏より涼しくなる分、設定タイムなどが違います。もちろん、設定タイムは夏よりも速くなる傾向になりますが、サジ加減が難しいところです。

距離走を速い設定タイムで実施していくことは、量だけでなく質も追いかけることになり、より高い目標を狙える可能性が出てきます。一方でその弊害(デメリット)もあり、主に次のふたつが考えられます。

ひとつめが、「調子のピークを目標のマラソン大会に合わせられない」。つまり、距離走の本数を重ねることに、自身の定めた設定タイムより速くなっていき、まるでタイムトライアルのようになっていくことです(特に、練習会の仲間たちと、毎回競り合いになって)。

ふたつめは、「故障や怪我をする」。ひとつめに連動しますが、要は自分自身の身体と心を制御できなくなり、行きつくとこまで行ってしまうことです。「そんなバカな?」と、笑う方もいるかもしれませんが、市民ランナーの練習会を主宰していると、この事例が多いのは事実です。

具体例として、マラソンの目標タイムが「サブスリー」にも関わらず、距離走の設定タイムは「1kを4分15秒以内」と、常に実戦的。その結果、上記したような状況に陥るケースはよくあるパターンです。

長い距離を走り込む距離走は、高い強度(速い設定タイム)で詰め込んでいくと、肉体だけでなく、心も疲弊していくことがあります。そうなるといわゆる「燃え尽き症候群(ランニングに対して)」などに陥ることもあるので注意が必要です。

夏の走り込み・5

【夏の走り込み・5】クラブチームの夏合宿を菅平高原で実施してきました。毎年恒例にしている夏合宿ですが、コロナ禍の影響で今年の夏はこの1回のみとなりました。

また、例年だとラグビー選手をはじめ、サッカー選手や中高生の合宿なども相まって、この菅平高原はたいへんな賑わいになっているのですが、今年は本当に静かな菅平高原でした。

そのため、毎年お世話になっている旅館も諸事情により、この夏は閉館するとの連絡が夏前にあったので、今年の夏合宿は宿泊先を探すことからでした。しかし、何とか受け入れていただける旅館を確保できたので、今年もクラブチームの夏合宿を実施することができました。

そして、例年どおり、この夏合宿のメイン練習は「40k走」。いつもの周回コースで早朝7時30分からグループごとにスタートするのも例年どおりです。そのスタート地点に7時ごろ到着すると、箱根駅伝の優勝を目指している東海大学の選手たちが「30k走」を実施していました。

スタート地点に置いてあった東海大学の伝言ボードには、その日の練習メニューや設定タイムなどが細かく記載されていました。スタート時間は5時50分だったので、我々がスタート地点についたときは30k走の後半でした。

この時、既に気温は30度をこえており、高原と言いながらかなり厳しいコンディション下での30k走でしたが、どの選手も最後までしっかりとした足取りでした。また、驚いたのは、ボードに記載されていた設定タイムです。

5千mを13分台、1万mを28分台で走る選手たちが揃っているグループでもかなり遅い設定タイムで走り込んでいたのです。もちろん、前後の練習計画がわからないので、その意図を知ることはできませんが、事実としてかなりゆとりを持った設定タイムで30k走を実施していました。

近年の東海大学と言えば、質の高いトレーニングをメインにしている「スピード集団」のイメージが強いのですが、そのベースとなるスタミナ強化は想像以上にじっくりと取り組んでいる様子でした。

まさに、「目からウロコ」。速さを極めようとしている学生選手たちでも土台つくりは時間と手間をかけているのです。今年最後の菅平合宿でしたが、とても良いものを拝見することができました。

夏の走り込み・4

【夏の走り込み・4】厳しい残暑が続いております。そんな中、千葉県富津市で強化合宿を実施しました。あえて暑い中で実施する目的は、来年開催される東京パラリンピックに対応するためです。

1年後の今は、まさに東京パラリンピックの真只中となっており、来年も連日30度をこえる厳しい残暑の中での戦いになっている可能性は高いでしょう。同時に、その厳しいコンディション下で最高の調子に仕上げていくことが求められます。

今年の夏はそこを見据えた上で、夏の強化合宿期間を延長して対応してきました。また、我々が北海道で強化合宿を実施していた期間は、例年にないほど北海道らしい快適な気候が続きました。その結果、強化合宿中のトレーニングは、量的にも質的にも充実した内容で終えることができました。

さて、目標とする大会に向け、大まかな期分けをすると、「トレーニング期→調整期→目標の大会」の3つにくくれます(強引な見方ですが)。これが、秋から冬にかけてのマラソンを目標にした場合、トレーニング期から目標の大会までは、ほぼ寒いコンディション下で実施していけます。つまり、「寒い(トレーニング期)→寒い(調整期)→寒い(目標の大会)」となります。

ところが、夏の大会を目標にした場合、トレーニング期から目標の大会まで暑いコンディション下で実施することになり、肉体的にも精神的にもかなり厳しい状況となります。つまり、「暑い(トレーニング期)→暑い(調整期)→暑い(目標の大会)」となります。しかし、目標の大会の日程や気候を変えることはできませんが、トレーニング期と調整期は寒い場所に移動して実施することが可能です。

すなわち、「寒い(トレーニング期)→寒い(調整期)→暑い(目標の大会)」、「寒い(トレーニング期)→暑い(調整期)→暑い(目標の大会)」と、「暑い(トレーニング期)→寒い(調整期)→暑い(目標の大会)」の3つのパターンになるでしょうか。しかし、最終的に目標の大会が「暑い」になるので、必ずどこかのタイミングで身体を暑さに順化させる期間も必須になります。

今回、我々は「寒い(トレーニング期)→暑い(調整期)→暑い(目標の大会)」のパターンを実践してきました。9月6日にトライアルを実施し、最終的な検証をしますが、まずは来年の東京パラリンピックに向け、実戦的なノウハウを蓄積したいと思います。

夏の走り込み

【夏の走り込み】北海道北見市における強化合宿も折り返しにきました。どの選手も順調に走り込めております。また、トレーニングコースもいくつか新しい場所で実施しましたが、特に問題なく順調です。

まずは、今回もご理解ご支援いただいた北海道北見市の皆様に心より御礼申し上げます。

さて、夏の走り込みは毎年のことながら「どの程度の質(スピード)」を保ち、「どの程度の量(距離)」を踏んでいくかが問題になります。そして、毎年のことながら正解もありません。

質を重視した結果、秋以降のマラソンや各種レースにおいて好記録や好成績を残した先人たちがいます。一方、質を無視して量を重視した結果、好記録や好成績を残してきた先人たちもいます。もちろん、どちらの方法にもしっかりとした科学的な理論が存在しております。

また、過去の結果を振り返り、「今年は質に軸足を移して走り込む」と考えて実践するランナーもいます。当然、逆のケースもあることでしょう。ところが、数回程度の経験や実績では、自分自身の身体能力に見合った最適な走り込み方法を見つけることはかなり難しいことも事実です。

このように毎年様々なことを試したり、導入した結果、単に振り回されるだけで、負の連鎖に陥って走れなくなってしまうランナーも実は多いのです。そして、皮肉なことに自らの身体を何年も実験台にした結果、様々なことが経験的にも理論的にもつかめてくるのです。

しかし、その時は既に自らの身体も気力もピークを過ぎていることが多く、自らの記録更新に結びつかなかった事例は本当に多いと感じます。かくいう私もそれに近かったと記憶しております。

隣の人より少しだけ角度が違うことを取り入れた場合、最初の数メートルは隣の人にも手が届きます。しかし、どんどん進んでいくと、隣の人との距離は離れていき、やがてその人も見えなくなります。夏の走り込みもそれに似ているような気がします。

ほんの少し角度を変えただけでも秋以降のマラソンや各種レースの結果に与える影響はそれなりの大きさになります。実は、この角度を変えるサジ加減は何年経験しても難しく、名コーチや名選手と呼ばれている方々は、この角度を的確につかみながらその夏を走り込んでいます。

今年の梅雨明けは記録的に遅かったので、今年は更に難解な夏を迎えることになるでしょう。

大会新記録

【大会新記録】少しずつ陸上競技会も再開されてきましたが、先日の7月23日からの4連休は、4月から延期された「第83回東京陸上競技選手権大会」も開催されました。また、多くの種目で国内トップクラスの選手たちも参戦していました。

特に、一般男子のトラック競技は、長距離とリレー種目を除く全種目で大会記録が更新されていました(男子200mはタイ記録)。私自身、この大会を毎年観戦していないので確かなことは言えませんが、一般男子のトラック競技は大会史上最もレベルの高い年になったのではないでしょうか。

また、一般女子のトラック競技も大会記録を更新している種目もあり、大会全体としても見ごたえのある競技会でした。そんな中、女子の10000mと5000mに好調の山口選手も出場しましたが、女子10000mは、なんと彼女ひとりの出場でした。

「400mのトラック25周をたったひとりで走るのか?」と、選手以上にコーチの私が不安を感じていましたが、女子の10000mは男子選手と同時スタートに。しかし、男子選手との力差は歴然なので、1周の400mごとに10秒前後の差がついていくことは予想できます。つまり、単独走とほぼ同じになる可能性は濃厚です。

男女10000mのスタートは24日の17時00分。天候は曇りでしたが、気温は30度をこえており、湿度も70%前後と、10000mを走るには蒸し暑く厳しいコンディションです。また、男子選手と同時スタートなので、つられて最初の2000mまでを速く通過すると、蒸し暑さの影響で5000m以降は大失速する確率が高くなります。

さて、スタート時の目標タイムとして、1000mあたり3分15秒ペースを堅持し、「32分30秒」としました。レース展開としては男子選手たちが、4000m過ぎあたりから追いついてくる(周回差)ので、少しずつ抵抗しながら後半の失速をくい止めるイメージです。

スタートから単独走の山口選手は5000mを「16分13秒」と予定どおりの通過。ところが、蒸し暑さの中、体力の消耗は予想以上な感じで、ペースを維持するのがやっとの状況です。更に、後半の目標になりそうな脱落してきた男子選手たちはリタイヤし、結局は後半の多くも単独走が続きました。

しかし、その後半はマラソンランナーらしい粘りを発揮し、9000mの通過は「29分19秒」。残り1000mも更に粘り抜き、「32分28秒90」でゴール。この記録は一般男女の長距離種目で唯一の大会新記録でもありました。

合宿の意味・3

【合宿の意味・3】北海道北見市で実施中の強化合宿は前半の山場である「5000mタイムトライアル」を本日実施しました。今合宿2日目に「3000mタイムトライアル」を実施したので、2回目のタイムトライアルになります。

結果は、東京パラリンピック日本代表内定選手である男子の堀越選手が、自身のセカンド記録に相当する「15分1秒」で駆け抜けました。また、同じく日本代表内定選手である女子の道下選手に関しては、自身の持つ日本記録を30秒以上更新する「18分37秒」をマーク。

両選手とも4月から5月までの自粛期間もしっかりとトレーニングを積めていた選手たちです。もちろん、その間は孤独なトレーニングでしたが、自分自身との葛藤を繰り返す中で精神面もたくましく成長していました。そして、その成果が本日のタイムトライアルでした。

実は、合宿2日目に実施した「3000mタイムトライアル」において、本日のタイムを予測できていたので、最初からその記録を狙い、その通りのタイムでゴールしました。このように、タイムトライアルの場合、やみくもに最初からただ単に頑張るのではなく、正確な狙いを定めて走る点はポイントです。特に、「3000mタイムトライアル」を定期的に実施することは、様々な視点からも重要な目安になります。

また、本日はホクレンディスタンス網走大会も開催されましたが、今回も強化合宿にサポート役などで帯同している山口選手も女子5000mに出場し、15分34秒の自己新を達成しました。彼女もその3000mタイムトライアルを一緒に実施し、9分19秒で走っていました。その結果から本日の3000mも9分18秒から20秒で通過すれば、15分30秒前後の記録が出ることは予測できていました。

果たして、本日の3000m通過は「9分20秒」。ラスト300mから実業団選手たちに競り負けましたが、目標はマラソンなので特に気にする必要はありません。マラソンに必要なスピードが十分に備わってきている点を確認できたので目的は達成です。

さて、明日から本格的な走り込みに切り替えます。早速、明日の早朝8時から「40k走」を実施します。来週の水曜日までの間に、40k走を3回実施予定です。夏の走り込みは、ペースを落とし、じっくりと走り込んでいくことがポイントになります。

ところが、頭では理解していても実際は、ペースが速くなってしまうランナーは意外と多いのです。特に、マラソンをうまく走れないランナーほど、ペースが速くなったり、意図的に速く走ろうとする傾向にあります(私の経験上)。

夏の走り込みはこれからなので、特に1本目の明日は気楽にいきます。

合宿の意味・2

【合宿の意味・2】ご存知のとおり、今年開催予定でした東京オリパラは来年に延期となりました。本来なら今年の7月と8月は最後の走り込みと調整のため、北海道で長期合宿を計画していました。

もちろん、それらの計画を大きく見直すか否かの検討もしましたが、来年の東京パラリンピックに向けた夏の強化合宿を検証する意味も含め、今年の夏は本来の強化計画どおり実施することにしました。

先日までの長野県菅平合宿においては、距離走も32kまでにし、各選手の調子を見極めることに重点を置いた走り込みを実施しました。しかし、今度の北海道合宿からは、いよいよ本格的な走り込みを開始していきます。

毎年、7月の北海道合宿は日本陸連様のご配慮により、「ホクレンディスタンス」にも出場してきましたが、今年はコロナ禍などの影響もあり、同大会には出場しません。その分、7月の北海道合宿はタイムトライアルを何度か実施予定です。

実は、4月からの自主トレ期間において各自で実施したタイムトライアルでは、5000mの自己記録を更新したり、10kの自己記録を更新する選手がかなりいました。その記録も日本記録を大幅に更新している好記録ばかりでした。たらればの話しになりますが、今年もホクレンディスタンスに出場していたなら、日本記録だけでなく世界記録を更新する可能性のある選手もいました。

いずれにしろ、7月の北海道合宿から本格的な走り込みを実施していきます。そして、8月も北海道でしっかりと走り込み、8月後半からは千葉県富津市に場所を移します。本来であるなら、9月6日は東京パラリンピックのマラソンです。

その日は延期になりましたが、同日に千葉県富津市においてトライアルを実施し、来年の東京パラリンピックに向けた夏合宿の検証をする計画です。もたもたしていると、今年の夏もあっという間に過ぎてしまうので、暑熱対策などもしっかりと実施します。

さて、上記したホクレンディスタンスもはじまりましたが、東京オリンピックを目指しているトップ選手たちは軒並み好記録ラッシュのような印象です。あらためて、「強い選手はどんな状況下でもしっかり走っている」。

我々も出遅れないよう、緊張感と危機感を持って夏合宿に挑みます。

再スタート・4

【再スタート・4】今年最初の菅平合宿は無事に終わりました。久々の準高地でのトラック練習だったので、かなり苦しんでいる選手もいましたが、どの選手も概ね計画どおりに走り込めていました。

また、菅平高原には多くの実業団チームがきており、かなり質の高いトレーニングを繰り返している選手が多かったように感じました。その中には、東京五輪マラソン代表選手に決定している6選手のうち、4選手の顔もありました。

特に、4月と5月はコロナ禍の影響でどの選手もトレーニングに影響が出ていると思っていましたが、全く逆でした。実業団選手たちはプロとしての自覚と覚悟を持って、この間は質の高い自主トレを軸に走り込んでいたのでしょう。

毎年、この6月に菅平高原で見かける同じ実業団選手の走りとは全く異なるシャープな動きでした。少なくとも今回の菅平合宿で見かけた選手たちは、仕上がっている印象を強く受けました。

「強い選手はどんな状況下でもしっかり走っている」

月並みですが、そんな印象をあらためて強く受けた今回の菅平合宿でした。我々も心を引き締め、来年の東京パラリンピックに向け、走り込んでいきます。

来週から再び菅平高原で強化合宿を実施し、7月中旬からは北海道で走り込んでいきます。東京パラリンピックが1年延期となったので、この夏は暑熱対策などもう一度シュミレーションできる絶好の機会となりました。どの選手もこの夏を無駄にしないでほしいと願っております。

最後になりましたが、こんな厳しい状況下でも我々の強化合宿を受け入れてくれた宿泊先の皆様には、あらためて感謝申し上げます。

再スタート・2

【再スタート・2】ランニングにとって3密より暑さ対策の方が優先される季節へと移ってきました。もちろん、感染防止策はしっかりとしなくてはいけませんが、6月に入ってから気温や湿度は更に高くなっていきます。

また、4月から5月までの緊急事態宣言の期間、個々がどのように過ごしたかによっても、これからの暑さ対策も違ってくるのでしょうか。いわゆる3密になる環境を作らないようにしながら走れたランナーは、実際にかなり走り込めていました。

逆に、慎重な行動に徹し、多くを自宅などに待機していたランナーの中には、ほとんど走れなかったケースもありました。感染対策としてどちらの選択が正しかったということではなく、結果として4月と5月で過去最高の走行距離を走りこめたランナーがいたのと、逆にほとんど走れなかったランナーがいたことです。

毎年、5月のGWあたりから気温が20度を超える日が定着してきます。更に5月後半は25度以上になり、30度に届く日も出てきます。4月前半は10度前後の寒い日もあったのが、一気に気温が高くなっていくのが5月でしょうか。

つまり、4月下旬から5月の間で暑熱順化ができているランナーは、例年通りの流れに沿って夏の走り込みに移行していけます。一方、自宅待機など慎重な行動に徹したランナーの場合、まずは軽めのランニングから再開するなど、暑さに慣れていくことが必要となります。

同様に各地の陸上競技場などの施設も利用可能な状況に戻ってきています。それに伴い本格的なトレーニングを再開するランナーも多いことでしょう。特にトラックでのトレーニングは高強度になる可能性が高いので、久しぶりに走るランナーは注意が必要です。

そして、トレーニングを順調に再開していくと、誰もが実際のレースを走りたくなります。しかし、大会開催に向けてはより慎重な対応が続いており、秋以降のマラソンシーズンについても不透明な状況です。

そのため、ランナーを取り巻く環境は、厳しい状況がしばらく続くと思われます。したがって、暑さが厳しくなっていくこの時期に慌てて走行距離をのばしたり、無理にトレーニング強度を上げる必要はないとも言えます。まずは、いつもの生活リズムを取り戻し、夏に向けた暑熱順化を優先しましょう。

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