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2020-06

再スタート・4

【再スタート・4】今年最初の菅平合宿は無事に終わりました。久々の準高地でのトラック練習だったので、かなり苦しんでいる選手もいましたが、どの選手も概ね計画どおりに走り込めていました。

また、菅平高原には多くの実業団チームがきており、かなり質の高いトレーニングを繰り返している選手が多かったように感じました。その中には、東京五輪マラソン代表選手に決定している6選手のうち、4選手の顔もありました。

特に、4月と5月はコロナ禍の影響でどの選手もトレーニングに影響が出ていると思っていましたが、全く逆でした。実業団選手たちはプロとしての自覚と覚悟を持って、この間は質の高い自主トレを軸に走り込んでいたのでしょう。

毎年、この6月に菅平高原で見かける同じ実業団選手の走りとは全く異なるシャープな動きでした。少なくとも今回の菅平合宿で見かけた選手たちは、仕上がっている印象を強く受けました。

「強い選手はどんな状況下でもしっかり走っている」

月並みですが、そんな印象をあらためて強く受けた今回の菅平合宿でした。我々も心を引き締め、来年の東京パラリンピックに向け、走り込んでいきます。

来週から再び菅平高原で強化合宿を実施し、7月中旬からは北海道で走り込んでいきます。東京パラリンピックが1年延期となったので、この夏は暑熱対策などもう一度シュミレーションできる絶好の機会となりました。どの選手もこの夏を無駄にしないでほしいと願っております。

最後になりましたが、こんな厳しい状況下でも我々の強化合宿を受け入れてくれた宿泊先の皆様には、あらためて感謝申し上げます。

再スタート・3

【再スタート・3】6月20日から長野県上田市菅平高原において強化合宿をスタートしました。もちろん、今年はじめての菅平合宿です。

コロナ禍の影響で今回の菅平合宿も実施可能か否かが微妙な状況でしたが、毎年お世話になっている旅館のご理解とご尽力で実施できることになりました。あらためて、厚く御礼申し上げます。

宿泊条件として、一人一部屋、食事中の配置など、3密を回避できる環境を厳守し、我々も合宿参加条件を見直すなど、何とか菅平合宿が実施できる運びとなりました。

選手とスタッフの数はいつもの半分以下ですが、緊急事態宣言の期間もしっかりと自主トレーニングを積んできた選手ばかりなので、問題なさそうです。

しかし、今年の3月以降は多くの大会や記録会が中止や延期になっており、どの選手も実戦から遠のいています。今回の合宿はトラックでのタイムトライアルを軸に、各選手の状態を確認していくことがメインとなります。

また、本来ならこの6月の菅平合宿あたりから走り込み的な要素も取り入れていく計画でしたが、秋以降の目標となる大会や記録会が見通せない状況です。そのため、多くの選手はモチベーションが下がり気味です。

まずは強化合宿が再開できたことに感謝し、現状の自分自身としっかりと向き合いながら少しずつ本来の状態に戻していきます。

※本日は15時30分からトラックで軽めのジョギングと1000mを1本実施しました。午後から気温が下がりだし、17時の気温は16度。そして、更に気温は下がり、19時で11度。寒い初日になりました。

再スタート・2

【再スタート・2】ランニングにとって3密より暑さ対策の方が優先される季節へと移ってきました。もちろん、感染防止策はしっかりとしなくてはいけませんが、6月に入ってから気温や湿度は更に高くなっていきます。

また、4月から5月までの緊急事態宣言の期間、個々がどのように過ごしたかによっても、これからの暑さ対策も違ってくるのでしょうか。いわゆる3密になる環境を作らないようにしながら走れたランナーは、実際にかなり走り込めていました。

逆に、慎重な行動に徹し、多くを自宅などに待機していたランナーの中には、ほとんど走れなかったケースもありました。感染対策としてどちらの選択が正しかったということではなく、結果として4月と5月で過去最高の走行距離を走りこめたランナーがいたのと、逆にほとんど走れなかったランナーがいたことです。

毎年、5月のGWあたりから気温が20度を超える日が定着してきます。更に5月後半は25度以上になり、30度に届く日も出てきます。4月前半は10度前後の寒い日もあったのが、一気に気温が高くなっていくのが5月でしょうか。

つまり、4月下旬から5月の間で暑熱順化ができているランナーは、例年通りの流れに沿って夏の走り込みに移行していけます。一方、自宅待機など慎重な行動に徹したランナーの場合、まずは軽めのランニングから再開するなど、暑さに慣れていくことが必要となります。

同様に各地の陸上競技場などの施設も利用可能な状況に戻ってきています。それに伴い本格的なトレーニングを再開するランナーも多いことでしょう。特にトラックでのトレーニングは高強度になる可能性が高いので、久しぶりに走るランナーは注意が必要です。

そして、トレーニングを順調に再開していくと、誰もが実際のレースを走りたくなります。しかし、大会開催に向けてはより慎重な対応が続いており、秋以降のマラソンシーズンについても不透明な状況です。

そのため、ランナーを取り巻く環境は、厳しい状況がしばらく続くと思われます。したがって、暑さが厳しくなっていくこの時期に慌てて走行距離をのばしたり、無理にトレーニング強度を上げる必要はないとも言えます。まずは、いつもの生活リズムを取り戻し、夏に向けた暑熱順化を優先しましょう。

再スタート

【再スタート】緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ収束とはいかない状況でしょうか。スポーツの世界もプロ野球など少しずつ活動を再開してきました。感染のリスクが「0」になることはありませんが、このまま何もしない訳にはいきません。

ブラインドマラソンも今月から強化合宿などを再開していきます。もちろん、選手毎に状況が違うので、全選手が足並みを揃えて再スタートとはいきませんが、幸い体調不良者は皆無だった点と、トレーニングもそれぞれができることを確実に継続できていた点は何よりでした。

また、延期となった各大会の新しい日程が決まりだしていますが、一方で中止を決断した大会も数多く、我々もこれから何を目標にトレーニングを積み上げていくかは不透明な状況でもあります。

過去に前例のない状況に陥っている以上、必要以上に心配しても答えを導き出すことは難しい。それなら前例のないことにも挑戦し、それを新たな実績にしていくことも必要なのかもしれません。

強化活動を再開でき、選手たちが元気に走れることに感謝しながら再スタートします。

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