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2015-09

秋の走り込み・3

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【秋の走り込み・3】9月も後半に入ってきましたが、今年は例年のような残暑は和らいでいるような感じもします。しかし、9月は暑かった夏と本格的な秋とのはざまとなり、日中は気温が高くても朝晩の冷え込みを確実に感じてきます。

したがって、自分自身の調子をつかむのが難しく、そのまま本格的なマラソンシーズンに突入してしまうケースも意外と多いのです。それを防止するためにも大切なことのひとつとして気持ちにゆとりを持ち、焦らないことです。

そこで失敗を防止するため、具体的な9月の走り込みポイントを、これまでの経験からいくつかあげてみます。

■ポイント1).距離走は最大でも30k程度までとし、ゆとりを持つ。■ポイント2).距離走の設定タイムは、10月以降の設定より10%から15%程度遅くし、ゆとりを持つ。■ポイント3).ポイント1や2でも厳しいと感じたら迷わず、LSDに切り替える。

以上のようにポイントは「ゆとり」です。7月から8月までの暑い夏をしっかりと走り込めた方は、疲労が出てくるので思うようにスピードも上がりません。逆に9月から走り込もうとする方にとっては、残暑もあり思うように走り込めません。

つまり、9月は量や質を一気に上げていくのは意外と難しいことを理解し、逆にゆとりを持って走り込んでいくことが重要なポイントなのです。具体的には、夏に走り込んだ方は、疲労を抜いて体調を整えることを軸に。一方で、これから走り込みをする方は、身体をならす意味でも一気に上げない。

まずは、「心と身体」にゆとりを持って走り込んでいきましょう。

秋の走り込み・2

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【秋の走り込み・2】今回から11月から12月のマラソンを目標にした走り込みを考えていきます。もちろん、来年1月以降のマラソンに向けた走り込みとしても問題ありません。

また、毎回話していることですが、マラソントレーニングに絶対はありません。皆様の顔や身体がそれぞれ違うように、トレーニング方法やトレーニングパターンも様々であるのが当然であり、逆にこれからこのブログで考えていくトレーニングを参考に独自のトレーニング方法やトレーニングパターンを構築してほしいと願っております。

では、はじめにこの9月の位置づけを考えます。多くのランナーは、7月から8月の暑い夏を何とか乗り切ってきましたが、夏の走り込みが直ちに成果として現れる訳ではありません。逆に、暑い中で走り込んできた疲労が出てくるのが9月でもあり、思うような走りができずに焦ってくることも意外と多いのです。

特に、故障や怪我と言うより、9月に入ると身体のだるさや疲労感を訴えるランナーも多く、このような症状を感じたら内科の病院で血液検査を勧めます。なぜなら貧血と診断されることが多いからです。

と、言いながら貧血は、それ自体が改善されれば一気に走れるようにもなります。貧血と診断された場合は、内科の先生と相談して鉄剤等を処方してもらうようにしましょう。焦ったり、落ち込む必要はありませんので。

このように9月は疲労も出やすい時期でもあり、残暑も厳しい季節です。しかし、そろそろマラソンに向けた距離走やペース走を取り入れていく時期でもあります。そのため、多くのランナーが9月に入ると、30kや40kと言った距離走を取り入れていきます。かくいう私自身も、自分が主宰する富津練習会において30k以上の距離走を開始していきます。

もちろん、過去に開催した9月実施の富津練習会においては、厳しい残暑に何度も遭遇し、苦い経験も多く重ねてきました。これらの経験を振り返り、9月の距離走やペース走について具体的な設定タイムや対応策を考えていきます。

秋の走り込み

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【秋の走り込み】いよいよ秋のマラソンシーズンに入っていきます。暑い夏を何とか乗り切ったランナーの皆様にとっては、実りの秋でもあります。

例年、残暑が厳しい時期ですが今年は雨も多く、逆に体調管理が難しい面もあるように感じますが、皆さんはいかがでしょうか。

さて、今年度も本格的なマラソンシーズンがはじまろうとしいます。既にこのブログでも過去に秋の走り込みについて記載してきましたが、あらためて考えていきます。

特に今回は、11月から12月のマラソンを目標にした走り込みを軸に話しを進めていきます。

また、毎年この時期になると強く感じるのは、「速く走るためには速いペースで走り込む」と、考えている市民ランナーが本当に多いと言うことです。

もちろん、全てを否定する訳ではありませんが、やはり目標のマラソンに辿り着く前に怪我や故障、気持ちが燃え尽きたりと、計画どおりに走り込みができなかったケースを毎年見受けます。

そんなことを防止する意味でも秋のマラソンに向けた走り込みに必要な距離やペース設定を、もう一度考えていきます。

北海道マラソン

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【北海道マラソン】8月に開催れる夏のマラソンとしては、国内最大級の北海道マラソンが、8月30日に開催されました。

今年もオリンピックを目指すエリートランナーを筆頭に多くの市民ランナーが参加し、暑さに負けない力強い走りを見せていました。また、昨年から視覚障がい者の部(IPC登録)が設置され、今年は更に車椅子のハーフマラソンも同時開催となり、より充実した大会に進化しました。

1980年代後半から1990年代にかけ、この北海道マラソンはオリンピックや世界選手権のマラソン代表選考レースとしてメダル獲得に大きく貢献した時代がありました。もちろん、今でもこの大会に出場するエリート招待選手たちの各種データを、日本陸連から派遣された専門スタッフたちが、レース前後に測定しています。

そして、日本盲人マラソン協会の強化指定選手たちも昨年から公式出場するようになり、昨年は出場選手の血液、今年は唾液と呼気の採取を実施し、暑さ対策に活かす試みを実施しております。地道な取組みですが、まずは各種データを採取していきたいと思います。

さて、2020年の東京では気温35度以上の中での戦いとなります。一般的な常識では運動すら禁止するコンディションですが、避けることはできません。逆にこの厳しい状況をみかたにできるような対策を構築していくことが必要です。そのためには、各専門分野の先生方からのご支援を受けながら厳しいコンディションに対応していくことが不可欠なのです。

あらためて、皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます。

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