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2016-04

続ロンドンマラソン・2016

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【続ロンドンマラソン2016】4月24日、ロンドンマラソンが開催されました。同大会は、IPCワールドカップマラソンも同時開催され、視覚障害の部に日本からは男女7名の選手が出場しました。

当日は、気温10度以下で北風も強く、途中で霙も降るなど、マラソンとしては厳しいコンディションとなりました。また、視覚障害の部は、朝9時のスタートとなり、一般の選手たちよりも早いスタートとなります。

今回、T12クラスの部に出場した男子の熊谷選手はメダル獲得を目標にスタートし、中間点まではコロンビアの選手と2人で先頭争いを演じますが、そこから少しずつ遅れていきます。30k地点では、1分以上の差がつき、厳しい状況へと…。

ところが、そこから粘り抜き、40k過ぎに再逆転。そして、そのまま力を緩めず、2時間33分24秒の自己新記録で金メダルのゴール!

女子は、西島選手が若いスピードランナーの中国選手と20k過ぎまでデットヒートをしましたが、後半は冷たい向かい風に体力を奪われ少しずつ後退しました…。しかし、後半も諦めることなくそのまま粘り抜き、銀メダル獲得!

もちろん、他の日本選手たちも厳しいコンディションの中、力を出し切ってくれました。

あらためて、ご支援いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

この後、GWからの菅平合宿を皮切りに、リオ・パラリンピックに向けた強化を開始します。引き続き皆様方の絶大なるご支援ご声援をお願い申し上げます。

ロンドンマラソン・2016

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【ロンドンマラソン・2016】24日(日)は、ロンドンマラソンです。今年もIPC公認のワールドカップマラソンが同時開催となります。そして、日本からもT12クラスの部(弱視)に男子選手5名、女子選手2名を派遣します。

21日のお昼に羽田空港を離陸し、12時間のフライトを経てイギリス時間の21日15時30分頃、ヒースロー空港(イギリス)に無事着陸しました。12時間のフライトはさすがに堪えますが、選手もスタッフも全員元気です。

一夜明けた今朝6時、あらためて宿泊ホテルのロビーに集合し、それぞれの体調等を確認しましたが、選手、ガイドとも体調は良好です。しかし、こちらの気温は10度前後と寒く、防寒対策を確実に実施して最後まで風邪に注意する必要があります。

また、最後の調整は「休養」です。この点は、あらためて選手・ガイドに話をし、お互いに確認をしました。

スタートはいよいよ明後日ですが、今年も目標のメダル獲得と、それぞれの目標タイム更新を目指し、快走してくれる予感が十分にあります。

皆様方の絶大なるご声援をお願い申し上げます。

マラソンのスピードについて・2

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【マラソンのスピードについて・2】前回、5千メートルと1万メートル、更にマラソンの記録についての関係を確認しました。今回もその続きになります。

マラソンの記録を短縮するには、1万メートルの記録を短縮することが、ひとつのカギとなります。そして、1万メートルの記録を短縮するには、5千メートルのスピードを強化することが、必須となります。

もちろん、単純にそのことが当てはまらないケースもありますが、マラソンの記録を短縮するのに、5千メートルの記録短縮がひとつのポイントになるに違いありません。

つまり、マラソンに向けたスピード強化についても5千メートルの記録短縮が大きなカギになります。そして、そのためのトレーニング方法がひとつのポイントになります。

次回から5千メートルの記録を短縮するための具体的なトレーニング方法等について考えていきます。

マラソンのスピードについて

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【マラソンのスピードについて】4月からはトラックシーズンに入ります。いわゆる「スピード養成期」と言われる期間に該当します。一方で、年間を通じて全国各地でマラソン大会は開催されているので、市民ランナーの多くは、ハーフマラソンやマラソンをそのまま走り続けます。

ところが、4月からは気温や湿度も一気に上がり、マラソンはもちろんですが、ハーフマラソンを走るにも厳しいコンディションとなっていきます。既に何度も話しているとおり、市民ランナーの方々もこれからの時期は、単にスピード強化だけでなく、健康や安全上の視点からも10k以下の短い距離のレースを積極的に走ることをおすすめします。

では、あらためてマラソンに必要なスピードとは、具体的に何を指すのでしょうか?

実は、これについての定義や決まりはありません。まさにそれぞれがマラソンに必要と思っている距離やそのスピードになるのです。そこで今回からマラソンに必要なスピードについて考えていきます。もちろん、私の経験や考えに基づく内容になりますので予めご了承願います。

はじめに、男女それぞれの5千メートル、1万メートル、マラソンの世界記録及び日本記録について確認しておきます。

■男子世界記録:12分37秒/5千メートル、26分17秒/1万メートル、2時間2分57秒/マラソン。■女子世界記録:14分11秒/5千メートル、29分31秒/1万メートル、2時間15分25秒/マラソン。■男子日本記録:13分8秒/5千メートル、27分29秒/1万メートル、2時間6分16秒/マラソン。■女子日本記録:14分53秒/5千メートル、30分48秒/1万メートル、2時間19分12秒/マラソン。

次に、それぞれの記録の関係について数式にすると、概ね次のようになります。

■1万メートル≒5千メートル×2倍+1分。■マラソン≒1万メートル×4.5~4.8倍。

これを上記した記録に当てはめてみます。

■男子世界記録:12分37秒(5千メートル世界記録)×2倍+1分=26分14秒≒26分17秒(1万メートル世界記録)、2時間2分57秒(マラソン世界記録)=26分17秒(1万メートル世界記録)×4.68倍。■女子世界記録:14分11秒(5千メートル世界記録)×2倍+1分=29分22秒≒29分31秒(1万メートル世界記録)、2時間15分25秒(マラソン世界記録)=29分31秒(1万メートル世界記録)×4.59倍。■男子日本記録:13分8秒(5千メートル日本記録)×2倍+1分=27分16秒≒27分29秒(1万メートル日本記録)、2時間6分16秒(マラソン日本記録)=27分29秒(1万メートル日本記録)×4.59倍。■女子日本記録:14分53秒(5千メートル日本記録)×2倍+1分=30分46秒≒30分48秒(1万メートル日本記録)、2時間19分12秒(マラソン日本記録)=30分48秒(1万メートル日本記録)×4.52倍。

以上のようになりますが、5千メートルと1万メートル、更にマラソンとの記録には密接な関係があります。

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