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2014-12

千秋楽

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【千秋楽】2014年も本日までです。今年もたくさんの方々と楽しく走ることができました。あらためて感謝申し上げます。

年明け4日(日)から富津合同マラソン練習会をスタートします。

新年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

※RUNWEBのHPを再アップしました!
http://2004runweb.jimdo.com/

第45回防府読売マラソン大会

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【第45回防府読売マラソン大会】私の選手が出場する年内最後のマラソン大会が、今月21日に開催された伝統の「第45回防府読売マラソン大会」でした。実は、昨年から日本盲人マラソン協会の強化指定選手も参加させて頂けるようになり、今年も男子10名、女子4名の強化指定選手たちが出場しました。

当日のコンディションは気温が低く北風も強く、厳しい状況下でのレースとなりました。総合結果は、公務員ランナーの川内優輝選手が抜群の強さを発揮し、2時間9分46秒の好タイムで圧勝しました。スタートから強風の影響もあり、ペースが上がらない30k過ぎからスパートし、他を全く寄せ付けない圧巻の走りは、現時点では国内最強のマラソンランナーである印象を強く受けました。

一方、日本盲人マラソン協会の選手たちも川内優輝選手に負けない走りを披露してくれました。ゴール順の記録(男子)は次のとおりです。

1位/岡村正広(T12弱視)/2時間27分48秒(SB)
2位/和田伸也(T11全盲)/2時間35分39秒(日本新)
3位/堀越信司(T12弱視)/2時間39分33秒(初マラソン)
4位/谷口真大(T11全盲)/2時間41分21秒(PB)
5位/熊谷豊(T12弱視)/2時間47分57秒(PB)
6位/米岡聡(T11全盲)/2時間53分25秒(PB)
7位/加治佐博昭(T11全盲)/2時間55分22秒(SB)
8位/芝野寛仁(T13弱視)/2時間58分24秒(PB)
9位/新野正仁(T11全盲)/2時間59分19秒(SB)
※PB=自己新記録、SB=シーズンベスト記録

また、女子の道下美里選手は、「2時間59分21秒」の視覚障害者女子では国内初となるサブスリーを達成し、世界トップクラスの仲間入りを果たしました。

これだけの記録ラッシュは、私自身も記憶にありません。それだけ選手たちのピーキングが優れていた点と、それを支えた伴走者との目的意識がピタリと一致したからに違いありません。同時に、これまでの強化合宿で共に切磋琢磨してきた成果が、「チーム力」として発揮された大会でもありました。

今後とも皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます!

年末年始

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【年末年始】今年も残り少なくなってきました。そして、今年も年末年始の慌ただしい季節到来です。ランナーの皆様方の多くは、年内のマラソンもひと段落ついてきたところではないでしょうか。同時に、次の目標が来年1月から2月あたりに集中していると思いますがいかがでしょうか。

毎年のことですが、この年末年始は忘年会やクリスマス、大掃除に正月、そして駅伝観戦…と、大きなイベントが目白押しです。ところが、来年1月から2月に開催されるマラソンを目標にしている皆様方にとっては、走り込みの最も重要な時期でもあります。

そして、これも毎年のことですが、この超多忙な年末年始をどのように走り込んでいくかは、来年1月以降のマラソンにとっては重要なカギであり、大きなポイントでもあります…。

もちろん誰もが頭では理解していることなのですが、簡単なことではありません。特に、11月末から12月中旬までのマラソンを走った方々の多くは少しゆっくりしたいと思い、年末年始がちょうど重なります。その結果、単に走り込めないだけでなく、暴飲暴食や不摂生も重なってしまうケースも珍しくありません。

あらためて、皆さんはいかがでしょうか?

かくいう私は、年末合宿(兼富津練習会)を千葉県富津市において毎年開催し、年末年始に少しでも多くの走り込みが実施できるようにしております。もちろん、そえぞれの予定もあり、私がコーチしている選手全員(市民ランナー)がしっかりと走り込みを実施できるとは限りません。

しかし、同じ仲間たちが走り込みを実施していることで、走り込みの実施が難しい仲間の気持ちも切らすことは防止できます。実は、この気持ちを切らさないことはとても重要で、年末年始の暴飲暴食や不摂生防止には効果的です。

そして、風邪に注意です。

◆年末年始注意点1).規則正し生活の実践(体調を維持)。◆年末年始注意点2).一日一汗の実践(可能な限り早朝)。◆年末年始注意点3).日々体重測定の実践(ベスト体重を維持)。

ゴボウ抜き!

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【ゴボウ抜き!】12月の第1日曜日は、国内最高峰のマラソン大会である福岡国際マラソン選手権大会が開催されます。今年も12月7日(日)に開催され、国内外から実力のあるランナーたちが福岡の街を駆け抜けました。

そして今年も、私がコーチする3名の選手(市民ランナー)も出走しました。結果は、2名が自己新記録でゴールし、1名は35k過ぎにリタイヤでした。もちろん、3選手とも夏からこの福岡を意識した走り込みを積み重ねてきました。今回の結果は、その成果をしっかりと発揮した内容でした。残念ながらリタイヤとなった選手についても練習どおりの内容でした…。

今回の福岡国際マラソンは曇り空で風もなく、絶好のコンディションでした。特に沿道から応援していて、2時間20分から2時間30分前後を目標にしているランナーたちの前半がやや速いと感じました。実は、自己新をマークした私の選手たちもその付近のグループで予定どおりのラップを刻んで行きましたが、いつもより順位が後ろのような気がしたからです。

ゴールの競技場で選手たちを待っていると、続々と選手たちが帰ってきました。毎回のことながら最後の最後まで力走する姿は心を打たれます。しかし、2時間20分以降にゴールしてくる選手たちは、やはり失速しているケースが多いと感じました。スタート時のコンディションが良かったので、記録を意識して前半を予定より速く通過した選手たちが多かったのかもしれません。

そんな中、2時間28分台の自己新記録でゴールしたH選手は、中間点を1時間14分台で通過し、後半もほぼイーブンペースで帰ってきました。特筆は、中間点を通過した後、H選手はそこから何と103名のランナーを抜き去ってのゴールでした。マラソンでゴボウ抜きとは言いませんが、まさにそんな感じの走りでした。

さて、市民ランナーの方々がよく前半を予定より速く通過していくことを「貯金」と言っています。しかし、実際はトレーニングに裏付けされた根拠がない限り、前半で必要以上に体力を消耗するので、逆に「借金」をしてしまうことになります。同時に、前半はゆとりを持って「抜かれっぱなし!」、後半はリズムに乗って「抜きっぱなし!」のレース展開が、市民ランナーの方々にとっては理想のレース展開と考えます。

と、言いながら周りの状況に影響されることなく自分自身の目標ラップを刻んでゴールを目指すには、やはり日々の走り込みが大切なのは言うまでもありません…。

ゴールは笑顔で!

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【ゴールは笑顔で!】早いもので、今年も残すところあと1ヶ月を切りました。同時に、マラソンシーズンに突入し、それぞれが目標の記録や成績を目指して熱い走りを展開していることと思いますが、いかがでしょうか。

かくいう私は、いつもゴールで選手たちを待っている側ですが、どの大会のどのゴールも感動的です。最後まで必死に駆け抜けてくるランナー、ゴール前から手を振りながら笑顔で走ってくるランナー、脚を引きずりながらやっとゴールするランナー等々、どのゴールもそれぞれの思いが伝わってきます。

そんな姿に沿道からは、たくさんの応援が自然に聞こえてきます。同時に、マラソンの応援は記録に関係なく目の前を一瞬で通り過ぎてしまうため、特に仲間の応援は必死になります。そのため、沿道ではチーム名入りの旗や選手名の入った横断幕を振りながら声をからして応援している姿は、逆にマラソンの風物詩でもあります。

もちろん、その応援を力にゴールしてくるランナーたちの表情も様々で、喜びもあり、涙もあります。しかし、マラソンのゴールは、やはり笑顔が一番似合います。ゴールしたランナーの中には、目標タイムから大きく遅れてしまった方、前日に風邪をひいてやっとゴールした方、様々だと思いますが、それでも笑顔でのゴールが似合います。

それぞれがそれぞれの思いでゴールしますが、沿道からたくさんの力を受けてゴールできたことに対する感謝の気持ちと、次のマラソンにつなげる意味でもやはり笑顔が必要です。

私の経験上の話しになりますが、毎年各地のマラソン大会へ帯同してゴールを見守っていると、面白いことに気が付いてきます。それは、どんな記録でゴールしても必ず笑顔を見せてくれるランナーは、その後も躍進していきます。反対にどんな記録に対しても納得できない表情しかできないランナーは、数年後には行き詰まっていくケースが多いと感じます…。

「ゴールは笑顔で!」

今週末は、伝統の福岡国際マラソンに帯同しますが、たくさんの笑顔に出会いたいと思います。

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