- 2013-04-04 (木) 20:21
- トレーニング計画 | マラソン | マラソントレーニング
【期分け・64】前回は、マラソンを走った多くのランナーたちが、ゴール後に話している内容を実例としてまとめました。今回はその実例をもとに、スタミナを養成していくための時間や距離を考えていきます。※今回もサブスリーランナー(3時間突破)を軸に考えていきます。
はじめに、前回の実例をもう少し別の見方から考えていきます。
◆実例1).マラソンは、どんなランナーでも35kの壁がある。→ 特に、マラソンを2時間30分前後で走れる男子選手からサブスリーを目指す男女選手までと、レベルの高いランナーに多いと感じます。そして、この35kを時間に換算すると、概ね「2時間00分~2時間30分前後」に相当します。-①
◆実例2).初マラソンでも30kまでなら誰でも走れる。→ このコメントについても、初マラソンと言ってもある程度の走力が伴っているランナーたちです。具体的には、初マラソンでも3時間30分以内を目標にできるランナーたちとなります。ところが、更に速い3時間以内を目標にしているランナーに限っては、30k手前の25k前後で失速してしまうケースも多いと感じます。そして、このケースについても、25kから30kを時間に換算すると、概ね「1時間40分~2時間30分前後」に相当します。-②
◆実例3).どんなランナーでも実力に見合った設定タイムで刻んでいくと、2時間前後でスタミナは枯渇してくる。→ このコメントについては、上記の実例1と実例2を言い換えたような内容です。つまり、実例1のランナーたちは、ちょうど35k前後に相当し、実例2のランナーたちにとっては30k前後の距離となります。-③
以上のように言い換えることもできますが、いかがでしょうか?
次に、上記をもとにし、サブスリーランナーに置き換えた数値を考えます。
◆数値化1).①と②からスタミナが枯渇してくる時間は、「1時間40分~2時間30分」。-④
◆数値化2).③と④からスタミナが枯渇してくる距離は、「25k~30k」。-⑤
今回は、無理に話しを結びつけた感もありますが、まずはスタミナが枯渇してくる目安となる「時間と距離」が少し見えてきました。次回は、今回の数値をベースに、本命のスタミナ養成に結びつく「時間と距離」を考えていきます。
つづく。
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