【秋の走り込み・4】ゆとりを持って走り込んで、本当に調子が上がってくるのか、多くの市民ランナーは不安になってきます。と、言いながら前回話したように、無理に設定ペースを上げたり、距離をのばすのは危険です。
そこで、10月以降の本格的な走り込みにつなげる意味でも、調子を引き上げるためには何かが必要になってきます。単に、気温が更に下がって走り易いコンディションになるのを待つだけでなく、積極的に体調を引き上げていくためのポイント練習が必要です。
その方法としては、様々な角度から考えていく必要もあり、まずは補助的な方法をいくつか上げてみます。
■補助1).基本動作(ドリル)やストレッチを積極的に取り入れる。■補助2).軽い筋トレや補強運動を定期的に実施する。■補助3).専門のマッサージ等を受け、心身のリフレッシュをはかる。
以上の3点は、ランニングと少し違う角度から調子を引き上げる手段としてどれも効果的です。そして、これらは年間を通じて継続することで更に効果が増してきます。
では、ランニングの視点から考えた具体的なトレーニングを上げると次のような方法が考えられます。
■トレーニング1).200mから400m程度のショートインターバル。■トレーニング2).3000m以下のタイムトライアル。■トレーニング3).8k程度までのビルドアップ走。
これまでの経験から調子を引き上げていく目的としては、上記3つは効果的です。特に、200mのショートインターバルと1000mを全力で1本走るトレーニングは手軽で、調子を判断する意味でもおすすめです。
手足を速く動かそうとする時、脳から脚に指令がでますが、この時期はその指令がうまく脚に伝達できません。そこで、短い距離を一気に駆け抜けるような強い刺激を入れると、筋肉や心肺だけでなく神経系にも刺激が入って効果的です。
単独で実施するには難しいインターバルトレーニングも1000mを1本だけなら我慢する時間も数分以内と誰でも走れます。そして、それだけでも十分に強い刺激が入り、体調や調子を引き上げることにつながるのです。
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