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強い心

【強い心】9月14日からの3連休を活用し、長野県菅平高原において合宿を実施しました。今年も5月連休から菅平合宿を毎月実施してきましたが、今回で今年最後の菅平合宿となりました。

この菅平では、毎年涼しくなってくる9月から10月あたりまでの期間に、実業団選手や学生選手たちが多く集まってきます。しかし、我々は今回の菅平合宿後の9月後半からは、拠点の千葉県富津市富津公園において本格的な走り込みに入っていきます。

あらためて、今回の菅平合宿は2泊3日と短期間なこともあり、15日に実施した40k走がメイン練習となりました。また、この合宿は毎年恒例で、日程も合宿メニューもほぼ同じです。逆に、毎年同じ日程で同じ内容にすることで、調子の比較やこの後のトレーニング計画などを見通すことでできるようになります。

その40k走は、ほぼ全員が予定どおりの設定タイムで走り切っていました。しかし、このような合宿で多くの仲間と一緒に走ると、嫌でも他人との比較になってしまいます。そのため、良くても悪くても納得のいかない選手が出てくるのも常です。

合宿を実施する目的のひとつに「仲間と切磋琢磨することでモチベーションを高める」ことがあります。一方で、「仲間と切磋琢磨することで自信を失う」こともあります。これはどんなレベルの合宿でも起こり得ることであり、どちらになるかは本人次第となります。

無責任な言い方になりますが、これはどんな名コーチが指導したとしても、大勢の選手が集まれば必ずプラス思考になる選手と、マイナス思考に陥る選手がいるのは事実です。そのため、仲間を避け、常に単独でトレーニングをしている選手もいますが、レースは必ず他人と競い合うので、最後は他人との勝負・比較(プレッシャー)になる点を避けることはできません。

さて、15日は都内でMGCが開催されました。国内だけでなく世界が注目した世紀のマラソンレースでしたが、期待通りに見ごたえのある内容だったと思います。特に、男子は4強と言われ続けてきた服部選手と大迫選手が2位と3位でゴールしたのは、本当に強かったと思います。

もちろん、優勝した中村選手のスパートは凄いの一言でしたが、4強と言われ続けてきた4選手たちのプレッシャーや重圧は想像以上だったに違いありません。そんな中、周りの期待通りに見せ場をつくった服部選手と大迫選手は、世界でも勝負できる「強い心」を持っていると……。

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