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冬を走る・10

【冬を走る・10】1月31日は大阪国際女子マラソン大会が開催されます。ご存知のとおり、参加人数の絞り込みやコース変更など、開催にあたりかつてない厳しい決断がありました。それでも大会を走れる権利を獲得した選手の皆様においては、選ばれた代表として力を出し切ってほしいと願っております。

同様に、2月28日開催予定のびわ湖毎日マラソン大会も参加人数の絞り込みが追加で実施されました。こちらは更に厳しい参加条件が提示されました。また、今回が最後のびわ湖毎日マラソン大会とのことなので、土壇場で出場資格をはく奪された選手の皆様においては無念の一言かと思いますが、どうか気持ちを切らさず、これまで以上に走り込んでほしいと願っております。

さて、毎年1月から2月末あたりまでは、マラソンを走るのに最も適した気候になる時期です。そのため、全国各地で多くのマラソン大会がこの時期に開催されておりましたが、中止や延期が相次いでいます。もはや単に厳しい状況と言うより、「元の状態には戻らないかも?」と感じている人も多いかもしれません。

また、どんなスポーツもトップだけが頑張ってもやがて力尽きます。なぜなら、トップを支えるファンやそのスポーツの愛好家など、いわゆる底辺からの後押が必要だからです。マラソンならまさに市民ランナーの皆様でしょうか。

テレビ中継される各種駅伝大会やマラソン大会で快走するトップランナーをみて、多くの人たちが刺激を受けます。そして、同じようなスピードで走れなくても、自分も駅伝やマラソンに挑戦してみたいと、行動に移した市民ランナーが少しずつ増えていきます(もちろん、他の動機もありますが)。

そして、その市民ランナーたちの圧力がトップを更に押し上げていくのです。しかし、トップを押し上げる原動力となる市民マラソン大会が開催されない状況が続くと、至極当然のことながらトップの躍進も必ずブレーキが掛かってくることでしょう。

現在、国内のマラソン大会はトップランナーしか走れない異常事態が続いておりますが、日本のマラソン躍進を後押しているのは、市民ランナーの皆様なのは間違いありません。市民ランナーの皆様がマラソン大会を走れない状況はもう少し続きそうですが、何とか気持ちを切らすことなく、日々のランニングを継続してほしいと願っております。

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