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冬を走る・12

【冬を走る・12】4月に開催予定でした「長野マラソン大会」と「かすみがうらマラソン大会」の中止が決定しました。厳しい状況を鑑みると、やむを得ない判断だったと理解します。一方で、この大会から本格的な復活になると、心待ちにしていた多くの市民ランナーの皆様にとっては無念の一言だと思います。

各種大会の延期や中止が相次ぐようになってからほぼ1年が経過しましたが、厳しい状況がいまだ続いております。特に、市民ランナーの皆様にとってはモチベーションを維持していくことが本当に難しい状況と言えますが、何とかランニングを継続してほしいと願っております。

さて、先日の日曜日は富津合同マラソン練習会でしたが、ハーフマラソンのタイムトライアルを実施しました。このタイムトライアルも、毎月1回の実施が定着してきましたが、コンスタントに参加しているランナーは自己記録を更新する確率が高くなっているようです。

もちろん、タイムトライアルは実際のレースとは違うので、何とか集団をつくってスタートしても早い段階で単独走に陥る可能性は高く、自己記録を更新するのが難しいのは事実です。しかし、毎月コンスタントに参加しているランナーの皆様は、いわゆる「走るコツ」のようなものをつかんできている様子で、単独走に陥っても大きく失速しなくなってきました。

つまり、このタイムトライアルは単独走になっても最後まで押していけるペース感覚や後半の粘り強さを強化する上で、最も効果的なトレーニング方法のひとつと言えます。同時に、単にマラソンだけでなく、駅伝強化のトレーニングにもより適しています。

その昔、私が現役時代もまさにこの富津公園で単独トライアルを定期的に実施していました。その当時、強かった選手から「最初から突っ込んでいくタイムトライアルを実施した方が良い」と、アドバイスをいただき、初めて取り入れたのが「15kタイムトライアル」でした。

もちろん、当時のトレーニングは常に単独走だったので、まともにペースを刻めたのは最初の3k程度まで。あとは定番どおりに失速し、ペース走にもなっていない内容だったことを記憶しております。

それでも定期的に繰り返すことで、「走るコツ」がつかめていき、実際のマラソンや駅伝にも活かせていきました。今思えば、もっと頭を使って走っていればと悔やまれる点も多々ありますが、このタイムトライアルが効果絶大だった点は間違いありません。

そして、時代が移り変わっても、このタイムトライアルが効果的なトレーニング方法である点は今後も揺るぎないでしょう。また、市民ランナーの皆様にとっての我慢はもう少し続きますが、このタイムトライアルをうまく活用しながら何とか乗り切ってほしいと思います。

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