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2008-08-26

ランニングシューズ・2

北京オリンピック男子マラソンは、尾方選手の13位が最高順位の結果に終りました。また、各種報道等で今回の男女マラソンについて、様々な意見が見受けられましたが、今後の日本マラソン界が世界と勝負していくための良い切欠にできればと、勝手に願っている次第です・・・。

さて、ランニングシューズについてですが、前回は「怪我や故障から自分自身を守ってくれる唯一の道具(保護具)である」との話をしました。今回も引き続き、ランニングシューズの種類、機能等について考えます。

ランニングシューズは、皆さんもご存知のとおり大きく分けて、トレーニング用とレース用(兼用も)に分けることができます。そして、その目安となる代表的な指標としてシューズの重量(片足)があります。具体的には、約250g〜300g以下がレース用(兼用)となり、約300gをこえる重さのランニングシューズをトレーニング用と指しているケースが多く見受けられます(もちろん判断基準は、メーカーや個人差があります)。

また、ランニングシューズに求められる機能として、屈曲性(曲がりやすさ)、軽量性、クッション性、通気性、安定性、グリップ性、耐久性、等々が挙げられます。そして、それらを総称してフィット性とも言います。

実は、単純に軽いシューズを履いたから足が軽く感じるとは言えず、自分自身にフィットしたシューズ(フィット性の高いシューズ)を履くことで、一般的にトレーニング用と言われているシューズでも軽く感じることができます。その結果、ランニングのパフォーマンスが大きく改善されることが多々あります。つまり、ランニングシューズを選ぶときは、自分自身の足の形(甲の高さ、足幅の広さ、アーチの有無等)を良く知り、自分の足に適しているシューズを選ぶことが重要です。

特に、ランニング経験の浅い初心者や初級者の方は、シューズを選ぶ際、デザインや価格を中心に吟味される方が多く見受けられます。その結果、自分の足にフィットしたシューズでないものを無理に履き続ける方も多く、様々な足のトラブルを抱えることにつながります。特に膝から下(膝も含む)の故障原因については、履き続けているシューズのフィット性に起因するケースが多いのも事実です。

そこで、専門店等で購入する際、まずは自分の足の形状や特徴について実際に測定して頂き、自分自身の足の特徴をしっかりと把握することをおすすめします。その結果、レース用シューズを購入しようとしたが実際はトレーニング用シューズの方が、レースにも最適だったケースもあります。

単純に、各メーカーが説明している性能や特徴にこだわることなく、自分が足を入れたフィット感や足の特徴に合うシューズの中から選ぶようにしてほしいと思います。

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