Home > Archives > 2016-11-10
2016-11-10
マラソンに向けて・4
【マラソンに向けて・4】マラソントレーニングの肝となるBゾーンを引き上げる具体的なトレーニング方法等については後にするとし、話しを一旦Cゾーンに移して行きます。
Bゾーンから更にスピードを上げていくとCゾーンに入っていきますが、その境目をATとかLTと言っています。そして、その境目をこえてCゾーンに入ってくると、発生する乳酸を除去するために必要な酸素を十分に取り込めない状態になっていきます。
つまり、有酸素運動域から無酸素運動域に入っていきます。もちろん、無酸素と言うのは無呼吸ではなく、「酸素摂取力<酸素消費量」の状態を指します。
また、このCゾーンに入ると心拍数も頭打ちになり、更にスピードを上げようとしても逆に失速していきますが、無酸素運動域だから全く走れなくなる訳ではありません。なぜなら、人はある一定のレベルまで酸素が不足した状態(酸素負債)に耐えられる能力をもっているからです。
この酸素負債に耐えられる能力は、乳酸を蓄積できる能力と置き換えることもでき、「乳酸耐性」とも言われています。そして、この乳酸耐性は個人差が大きく、かつその能力を正確に把握することは難しいとも言われています。これは、私の経験からもそう感じます。
そして、このCゾーンの代表的なトレーニング方法としては、何と言っても「インターバル」があげられます。具体的にはCゾーンのスピードで一定距離(時間)を疾走し、連続してBゾーンのスピードに落として乳酸を除去することを繰り返すトレーニングです。
同様に不整地や起伏を活用したクロスカントリー走も同じような効果が期待できます。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Archives > 2016-11-10
- Search
- Feeds