【最終調整】1月25日の日曜日は、大阪国際女子マラソンをはじめ全国各地において多くのマラソン大会が開催されます。また、その翌週は伝統の別大マラソンも開催されます。あらためて、本格的なマラソンシーズンに突入です。
同時に、この時期の調整は雪や冷雨による体調への影響が大きく、春や夏のように雨中を予定どおりに走ることが難しい天候が多々あります。そのため、悪天候下で無理に走ることで、逆に体調を崩して取り返しのつかないことになってしまうケースも見受けます。本当に判断の難しい季節です。
一方で過去に、マラソン1週間前に風邪をひき、3日間程度寝込んでしまった選手もいましたが、逆にそれが良い休養となりマラソンでは大幅な自己記録を達成した方もいました。このように、不幸にして体調を崩してしまった場合でも最後まで絶対にあきらめない気持ちも大切です。
また、最終調整の段階で、「調子があがらない」、「走り込みが不足していた」等、あきらかに目標タイムを狙えそうにないと、自覚できている場合は深追いせず次のマラソンに向けた決断が必要です。具体的には次のようになります。
◆決断1).目標タイムを下方修正し、最初からペースを落として走る。◆決断2).途中リタイヤ(DNF)の可能性があるなら最初から棄権(DNS)する。◆決断3).棄権(DNS)を決断し、同じマラソンを走る仲間がいる場合は、仲間のサポートに徹する。
今更ながら目標のマラソンに調子を合わせていくのは、オリンピック選手でも至難の業です。同時に、それに向けた走り込み等に費やした時間や手間は膨大です。だからこそ直前の調整では不安と自信が交錯し、逆に誤った判断をするランナーが多くなるのです…。
あらためて、「休養第一」の調整に徹してほしいと願っております。
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