【連戦について】10月以降、秋から冬の本格的なマラソンシーズンがはじまり、早くも12月に突入しました。この間、国内メジャーマラソン大会も開催され、市民ランナーの皆様方も多数参加したと思います。また、10月以降、既に2本、3本とマラソンを走った方も多いと思いますが、いかがでしょうか。
さて、マラソンシーズンがはじまると必ず聞かれることがあります。それは、「フルマラソンは年間に何本走ったら良いでしょうか?」。結論から言うと、「毎週ごとに走ることはすすめませんが、たくさん走ることを否定もできません」。
運動生理学的な話しを統括すると、回復期間や準備期間等を加味すると、フルマラソンは年間2本から3本程度が理想的と言われています。つまり、10月から12月で1本、1月から3月で1本程度走るのが身体への負担も少なく理想的と、言うことでしょうか。
ところが、公務員ランナー川内優輝選手の活躍により、その常識を当てはめるのが難しいとも言えるようになりました。実際に、市民ランナーの皆様方の中にもある程度、マラソンの本数を走った方が、調子も上がっていく方がいるのも事実です。
即ち、身体の回復期間やマラソンに対するモチベーションの持ち方は個々に大きな違いがあり、それを理論的に説明することは意外に難しいことだと思います。
と、言いながら狙ったマラソン大会で目標の記録を達成するためには、その大会に向けたトレーニング計画は必須であり、その間に複数のマラソンを走るのであるなら、それぞれの目的や設定タイムを吟味する必要はあります。
つまり、「数打てば当たる的な発想」で何度もマラソンを走り、自己新記録を達成できた方もいますが、一方で走る度に失敗し、最後はマラソンに挑戦すること自体を諦めた方も、実際にたくさん見てきました。
では、この違いはどこにあるのでしょうか?
次回以降、たくさん走って成功しているランナーと、失敗しているランナーの違い等について考えていきたいと思います。
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