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2023秋を走る・6

【2023秋を走る・6】ここにきて一気に涼しくなってきましたが、いよいよ本格的な秋の「駅伝・マラソンシーズン」の到来です。そして、そのシーズン到来を告げる「出雲全日本大学駅伝」が、9日に開催されました。

また、同大会を皮切りにほぼ週末ごとに、全国各地でメジャーな駅伝大会やマラソン大会が開催され、同時にテレビ中継もされます。ファンの一人としては待ちに待ったシーズンの到来になります。もちろん、テレビ中継されるような大会に出場される選手の皆様は、たいへんなプレッシャーを感じながら力走していることと推察します。

そして、全国中継されるような大会で優勝や区間賞などの快走をすると、その名は一気に広まり、多くの人たちから称賛もされます。その一方、当日の調子や体調が悪く、思うような力を出せなかった選手たちがいるのも確かで、その姿を映像などで拝見するのはやはり辛く悲しい気持ちになります……。

とは言うものの、駅伝やマラソンは見た瞬間の順位や記録が全てなので、道中はどうであれ、最後は一番でゴールすれば勝ちのスポーツです(多くのスポーツもそうですが)。また、球技のような複雑なルールも無く、シンプルに速さや順位だけを競い合う点が最大の魅力でもあります。

したがって、誰でもいつでもチャレンジできるスポーツとも言えます。ところが、駅伝もマラソンも一人で何キロも走るので、スタートからゴールまで何も考えず、100m競争のように全力(無心)で走り通すことは体力面から見てもかなり難しい。つまり、どのレベルにおいてもある程度「ゆとりあるペース(無心ではない)」で走り続けることが、レース攻略の重要なポイントになるからです。

そして、そのゆとりのひとつは「今日のペースは速い」「前にいる選手には勝てない」。あるいは「給水を取り損なってしまった!やばい!」など、レース中にあれこれ考える点でしょうか。ところが、そのレース中に考えるゆとりが、逆のマイナス面に左右するケースは意外に多く、その時どんな思いで走っているかは、勝負や記録に大きく影響します。

今週の土曜日は、第100回記念大会への出場権をかけた「箱根駅伝予選会」。翌日の日曜日は、パリ五輪マラソン日本代表をかけた「MGC」が開催されます。もちろん、出場する選手たちは、誰よりもハードなトレーニングを重ねてきたに違いありません。

しかし、その勝敗を左右するのは意外にも「レース中に何を考えながら走るのか?」。最終的には、これが結果にも大きな影響を与えるかもしれません……。

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