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2023冬を走る・2-5

【2023冬を走る・2-5】2024年も元旦の駅伝観戦からはじまりました。もちろん、自宅でのテレビ観戦ですが、今年もたくさんの感動がありました。特に、箱根駅伝は、今年も見応えのあるレースでした。あらためて、選手の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

その箱根駅伝は駒澤大学一強と言われていましたが、終わってみれば青山学院大学の圧勝でした。さらに、青山学院大学と駒澤大学との区間成績を比較しても青山学院大学の選手が、駒澤大学に対して2区以降は9連勝と、駒澤大学を圧倒する内容でした。

また、テレビ中継の中で、解説の渡辺康幸さんが青山学院大学のことを「どの大学よりも泥臭いこと(練習)をしている」と、絶賛していました。まさにその通りの走りでした。

さて、駅伝やマラソンの練習において、この「泥臭い練習」をよく見聞きします。かくいう私もそんな話をよくしますが、そもそも「泥臭い練習」とは、どんな練習を指すのでしょうか。

辞書的な意味以外として、「地道に手間ひまをかけ、体や時間を使って行う練習」や「あきらめずとことんやる練習」。また、「形にならない重みのある練習」などを指し、形にならない重さ(重要)であるがゆえに「泥」とでもいうのでしょう。

では、具体的にはどんな練習が、それに当てはまるのか?

一般的には「距離を走る練習」が、最も「泥臭い練習」に該当するように感じます。もちろん、個々に練習環境や練習方法に違いがあるので、正解はありません。

しかし、駅伝やマラソンにおいて、後半の競り合いや起伏の激しいコースでの終盤など、いかにして粘り倒せるかが、勝敗を分けます。いわゆる「スタミナ(持久力)」の有無です。

そして、そのスタミナ(持久力)のカギを握る「走り込み(量と時間)」を、どれだけ地道に積んでこれたか否かになります。ラスト勝負に持ち込めばスピードの勝る選手でも、ラスト勝負の前に力尽きてしまえば、勝負すらできずに負けてしまいます(今回の駒澤大学)。

また、スタミナ(持久力)は、一気にたくさん走っても、目に見えて向上しません(ケガや故障もする)。ところが、逆に練習を休めば、今度はスタミナが目に見えて落ちていきます。

つまり、多くのランナーにとってのスタミナとは、「身に付き難く、落ち易い」方の特性に当てはまり、まさに日々の「泥臭い練習」が、ポイントになるとも言えるでしょう(スピードとは違う)。

あらためて、今年も「泥臭い練習」を、大切に継続していく所存です。

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