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2023冬を走る・2-7

【2023冬を走る・2-7】今月28日と来月4日の日曜日は各地で多くのマラソン大会が開催されます。富津合同練習会で切磋琢磨しているランナーたちの多くも、両日に開催されるマラソン大会を目標に走り込んできました。そして、いよいよ最後の調整に入っていきます。すでに何度も記載してきたとおり、調整の基本は「疲労回復」です。そして、適度に刺激を入れながら「調子を引き上げる」ことになります。

もちろん、具体的な方法などに正解はないので、個々に違って当然です。あるランナーは休養第一で、極端に走らないようにする方法かもしれません。また、あるランナーは、逆に落とし過ぎないようにすることで、調子をキープできるかもしれません。いずれにせよ、それぞれが、それぞれの方法で、良い状態に仕上げていけることを祈念しております。

一方、一般的な調整とは違う要因で目標のマラソン大会で失敗してしまうケースがあります。それは「仕事」です。特に、市民ランナーの皆さんは、就業前後の時間を活用しながら日々の走り込みをしております。したがって、仕事上のトラブルなどがない限り、おおむね計画的に練習は継続できます。

ところが、仕事上のトラブルや急な出張や残業などが入ると、逆に一歩も走れない状況に陥るリスクを常に抱えていることにもなります。実は、この点が実業団選手や学生選手(箱根)たちとの決定的な違いになります。つまり、自分自身の意思とは関係なく、大会直前に仕事上のトラブルや出張などの指示を突然受け、結果的には自分自身の調子や体調もコントロールできなくなるリスクが常にある点です。

具体例として、目標のマラソン大会1週間前に突然海外出張を命じられ、長時間のフライトや慣れない食事などの影響で、完全に調子を崩してしまったケースなど、実際に何パターンも見てきました。もちろん、仕事が最優先なので仕方のないことですが、目標のマラソン大会に向け、数ヵ月前から準備してきたにもかかわらず、直前の数週間で全てが崩れ落ちてしまうのは、誰でも納得できないことでしょう。

また、仕事上の突発的なトラブルを未然に防止することは、さらに難しいことです。しかし、自分自身が目標にしていることを達成するには、どんなことが事前に必要なのかを常に考え、職場の上司や同僚たちとコミュニケーションをとっておくことは、とても重要です。

結局は、目標どおりの結果やタイムを残せている市民ランナーの方々は、単純に走り込みの量や質だけでなく、前述したような職場内でのコミュニケーション能力にも長けていると感じます。目標のマラソン大会数週間前に迫った時期だからこそ、仕事上のトラブルなどの影響を最小限にとどめる方法をシュミレーションしておくことは、マラソン調整の隠れた秘策かもしれません……。

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