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2023秋を走る・9

【2023秋を走る・9】10月29日は、大阪長居競技場において「第26回全国視覚障がい者駅伝大会」が、開催されました。まずは、大会開催にあたりご支援頂いた関係者の皆様、大阪陸協の皆様方に、あらためて厚く御礼申し上げます。

さて、同駅伝大会は長居競技場を発着点とし、長居公園を周回するコースで、1区と4区が2周する「6.8k」、2区と3区は1周で「3.4k」の4区間20.4kで競います。もちろん、視覚障がい者チームだけでなく、一般ランナーのチームも出場できます。

そして、今大会も強化指定選手たちは「ゲスト強化チーム(オープン参加)」として参加しましたが、単に4区間を4人でタスキをつなぐのでは強化になりません。したがって、最低2区間、あるいは3区間を1人で走るような区間配置で出走しました。

具体的には4チーム参加し、1区を走ったあと、3区と4区を連続で走る選手。逆に1区と2区を連続で走ったあと、4区を走る選手など、チームをまたいで少なくとも2区間は走るような配置です。

その出走した強化指定選手たちですが、10月8日(日)は富津強化合宿で40k走。10月15日(日)は、東京レガシーハーフマラソン大会。10月22日(日)は、再び富津強化合宿で40k走。そして、29日(日)は同駅伝大会と、4週連続で高強度の練習を実施してきました。

あらためて、私が作成するトレーニング計画の起点は、「日曜日がレースである(原則として)」。したがって、1週間をワンサイクルとし、毎週日曜日に調子の波がピークにくるような流れを理想としています(詳細は割愛)。

つまり、日曜日が目標のレースか距離走(ポイント練習)になるようにしているので、どちらになっても良い状態で走れるはずです……。ところが、実際は理屈どおりになりません。その理由は様々ですが、ひとつは1週間サイクルを小さな波とした場合、1ヵ月が中程度の波。そして、1年間は大きな波となり、大・中・小ある調子の波が複雑に絡むからです。

10月のトレーニング実績を振り返っても、ある強化指定選手は、8日と15日が好調で、15日と29日は不調。また、ある強化指定選手はその逆だったり……。つまり、必ずしも毎週末ごとに調子のピークは訪れません。もちろん、そんなことは至極当然のことですが……。

だからこそ、「目先の結果に一喜一憂するな」とも言います。しかし、多くの選手は良い成績だと「我を忘れ」、悪い成績になると「激しく落ち込む」。その結果、どちらに転んでも次につながりにくい……。

シューズなどが劇的に進化しても、選手個々の心は今も昔もそう変わらないのしょうか……。

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