Home > 未分類 > 2023秋を走る・10

2023秋を走る・10

【2023秋を走る・10】本格的なマラソンシーズンに突入し、週末ごとに各種大会が開催されております。また、多くの大会がコロナ禍以前の状況に戻りつつあり、マラソンファンのひとりとしては、さらに盛り上がってほしいと願うばかりです。

そんな中、練習の一環として各種マラソン大会に出場し、本命の大会に調子を合わせていくランナーもいます。特に、自宅周辺で長距離を走れる環境を作れない、一緒に切磋琢磨できる仲間が見当たらないなどのランナーは、マラソン大会そのものが、最高の練習環境になるとも言えます。

一方、大会ごとに規模やコースなどが違うので、それに伴うメリットやデメリットが必ずあります。したがって、それらを最初に洗い出し、大会ごとに目的や設定タイムなどを決めて走らないと、逆に悔やむことにもなります。

その代表的な例としては、練習の一環として出場したマラソン大会のコースに起因することです。特に、起伏の激しいコースのマラソン大会に出場した場合、予想した設定タイムよりも悪くなるケースが多く、逆に自信を無くしてしまうランナーは意外に多いのです。

同様に、スタートしてみると自分自身の設定タイム付近で走るランナーがほとんど見当たらず、「後半は失速してしまった」。実は、このケースも意外に多く、「単独走になるなら、この大会を走らなかった」と、後悔するのです。

もちろん、逆のケースもありますが、ただ単に練習の一環としてマラソン大会を走るのは、相応の覚悟が伴うのは確かです。また、同じ大会でも毎年違う人たちが競い合うので、レース展開や優勝タイムなども異なります。つまり、大会は練習会と違い「生き物(参加者が勝手気ままに走る)」なので、自分自身の思い通りには行きません。

少なくとも上記した点をよく理解した上でマラソン大会をチョイスする必要があります。特に、練習の一環としてマラソン大会を活用し、なおかつ本命大会でも自己記録を達成した場合、その次の本命レースはより慎重にいく必要があります。なぜなら、練習の一環として出場するマラソン大会は前述した理由のとおり、成功したパターンの再現性も難しいからです(大会や他人を自分でコントロールできない)。

また、本命レース1カ月前から出場する大会は調整期に入るので、さらに注意が必要です。つまり、その大会で設定タイムより速いと、力を出し切っている場合があり、逆に遅ければ自信喪失につながるからです。そして、どちらに転んでも取り戻す時間は少ない……。

要は、練習の一環としてマラソン大会を活用する場合、特にマイナス面を洗い出しておくことは、逆にポイントになるでしょうか。そして、そのレースをマイナス面からもシュミレーションして置くことで、少なくともメンタル面は常に良い状態をキープできると……。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=7474
Listed below are links to weblogs that reference
2023秋を走る・10 from 安田享平のランニングライフ

Home > 未分類 > 2023秋を走る・10

Search
Feeds

ページの先頭へ